
読売ジャイアンツ対横浜DeNAベイスターズの3連戦が、東京ドームで行われる。ここまで21勝20敗の3位・巨人は現在5連勝中。対する2位・DeNAも22勝15敗1分けの3連勝中(直前の試合は引き分け)と、調子を上げているチーム同士の対戦となる。
◆「監督としては助かる」は本当か、クリーンナップの送りバントに物申す
■牧は敵地で本領発揮なるか
巨人の注目は、吉川尚輝だ。
吉川はプロ7年目の今季、開幕から「2番・セカンド」で起用されたが結果が出ず、4月27日の阪神戦を最後に先発落ち。ところが、5月9日のDeNA戦から1番打者としてスタメンに復帰すると、11日に2安打、12日には3安打と快音を残し、16日と20日にも猛打賞をマーク。今季通算打率.257だが、5月は14試合で44打数16安打の打率.364、直近4試合は17打数9安打の打率.529と結果を残している。
守備力には定評があり、やはりこの男がいると違う。完全復調した28歳の活躍に期待せずにはいられない。
一方、DeNAの注目は、牧秀悟だ。
牧はプロ3年目の今季も「4番・セカンド」で出場を続けるも、4月を終えて打率.235、3本塁打、13打点と物足りない成績。しかし、5月に入ると快音を取り戻し、猛打賞2回、マルチ安打6回をマーク。15試合で64打数21安打の打率.328と調子を上げ、通算打率も.275までアップさせている。
昨季巨人戦では打率.235、敵地・東京ドームに限っては打率.133と、牧にとっては“鬼門”の一戦。今季も打率.222と相性は今ひとつ。今季初の東京ドームでどのような働きができるか。
対戦成績は、ここまで巨人が4勝3敗と一歩リード。好調チームのセカンド対決「吉川vs牧」が勝敗の鍵を握りそうだ。
◆「悔やまれる初球の直球」は本当か… 野球の本質を捉えていない評論家の的外れなバッテリー批判に思う
◆大谷翔平に続く”二刀流”の潮目は本当に定着するのか 挑戦者をリスト・アップ
◆絶滅危惧種の“サブマリン” 侍ジャパンからも姿を消したアンダースローの系譜を継ぐ者はこの3選手
提供●Baseball Times