【MLB】「一生に一度の選手」5勝目を挙げ9号アーチを放った大谷翔平に敵軍も脱帽「彼は特別な才能を持っている」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「一生に一度の選手」5勝目を挙げ9号アーチを放った大谷翔平に敵軍も脱帽「彼は特別な才能を持っている」

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【MLB】「一生に一度の選手」5勝目を挙げ9号アーチを放った大谷翔平に敵軍も脱帽「彼は特別な才能を持っている」
  • 【MLB】「一生に一度の選手」5勝目を挙げ9号アーチを放った大谷翔平に敵軍も脱帽「彼は特別な才能を持っている」

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は15日(日本時間16日)、敵地でのボルチモア・オリオールズ戦に「3番DH・投手」で今季9度目の先発登板。3本塁打を浴びたものの7回4安打5失点5奪三振で今季5勝目を挙げた。

打者としては9号3ランを含む5打数4安打3打点をマーク。二刀流の躍動もありチームは9-5で勝利、連敗を2で止めた。

◆【実際の映像】大谷翔平、今季初の二刀流アーチは飛距離139メートルの特大9号3ラン

■先発投手が5出塁は59年ぶり

今季9度目の先発マウンドにあがった大谷。初回は三者凡退の立ち上がり。しかし、2回に2ランを浴びると、続く3回にも再び2ランを被弾。4回は三者凡退に抑えたものの、5回にはソロアーチを許した。これで自己ワーストタイの1試合3被弾となったが、6、7回は立ち直り無失点で切り抜けた。

この日は結局、7回を投げて4安打5失点5奪三振。今季5勝目を挙げたものの、大谷は「最初、序盤にいい流れを作れなかったところが良くなかった」と話し、本調子からは遠い内容に笑顔はなかった。

それでも打撃でカバーするのが二刀流の真骨頂。初回の1打席目に四球を選ぶと、2打席目は右前打。3打席目以降は右越え9号3ラン、右越え三塁打、二ゴロ、左前打となり、6打席で5度出塁した。米複数メディアによると、先発投手の5出塁は1964年9月のメル・ストットルマイヤー(ニューヨーク・ヤンキース)以来、59年ぶり。サイクル安打には惜しくも届かなかったが、ベーブ・ルース生誕の地でまたも歴史的記録を達成した。

■ネビン監督「印象的な夜だった」

「投手・大谷」を「打者・大谷」が救う展開で、まさに二刀流ならではの試合となったが、本人は「何事も経験かなと思う。こういう試合で、自分で打っていい点差にできたというのは良かった。ピッチングはピッチングで、いろいろと勉強になることがたくさんあるので、まだまだよくなれると思えばプラスになると思う」と話し、この試合も今後の糧にすることを誓っていた。

一方、大谷から5点を奪いながら敗れたオリオールズのブランドン・ハイド監督は「彼は、我々が見た中で最も偉大な選手のひとり。彼は特別な才能を持っていて、彼がマウンドと打席でしていることを、同じようにできる選手は今後おそらく出てこないと思う」とコメント。3本塁打を浴びせた自軍の打撃を称えつつ、大谷の稀有な能力に舌を巻いていた。

また、大谷から本塁打を放ったアダム・フレージャーも指揮官に同調。「彼は一生に一度の選手だ。特別な男で、彼と競争できるのはうれしいし、楽しい。だから、彼はみんなのベストを引き出してくれる存在なんだ」とした。

フィル・ネビン監督が「印象的な夜だった」と語ったとおり、敵味方問わずスタジアムが二刀流の躍動に酔いしれた。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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