
ボストン・レッドソックスの吉田正尚が2日(日本時間3日)、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦に「6番DH」で先発出場。第2打席にブルージェイズ先発の菊池雄星から5号中越えソロを放ち、連続試合安打を「12」に伸ばした。
菊池は5回途中、5失点で降板し5勝目はならなかった。試合は打ち合いとなり、7-6でレッドソックスが勝利した。
◆【実際の映像】これぞ吉田正尚な美しくも豪快なスイング! 菊池雄星の速球を捉えた本拠地熱狂の5号本塁打
■日本プロ野球時代は菊池が圧倒
菊池とのメジャー初対決に臨んだ吉田。第1打席は二ゴロだったが、4回1死の第2打席、カウント3-1から95.3マイル(約153キロ)の直球を捉えると、打球は角度43度で舞い上がり、右中間スタンドに飛びこむ5号ソロとなった。
4月26日(同27日)のボルチモア・オリオールズ戦以来となる5試合ぶりのアーチは、打球速度103.1マイル(約166キロ)、飛距離392フィート(約120メートル)を計測。これで連続試合安打を「12」に伸ばし、継続中の記録としてはメジャートップに立った。
日本時代、菊池には26打数3安打、打率.115、0本塁打、3打点、6三振と抑えられていたが、メジャー初対決で見事に攻略した。
レッドソックスの公式Twitterも「正尚は絶好調」「彼は連続試合安打を伸ばす方法を知っている!」とつづり、活躍ぶりを伝えた。
吉田は4-6と1点ビハインドの5回2死二、三塁の第3打席でも救援右腕ザック・ポップから左前適時打を放つなど、この日は3打数2安打2打点と活躍。打率を.298に上げ、打ち合いとなった試合でチームの勝利に貢献した。
一方、この試合を迎えるまで4勝負けなしだった菊池は乱調。勝敗は付かなかったものの、4回1/3を投げて9安打1死球5失点で防御率は4.02となった。
MLB公式サイトのブルージェイズ番キーガン・マシソン記者は「菊池雄星は大きな当たりを許した。ストライクゾーンに投げられたのは良かったが、コーナーに投げることはできなかった」と記し、ボールが甘く入ったことを指摘した。
◆「これが彼と契約した理由」吉田正尚、菊池雄星から圧巻5号本塁打 第3打席も技あり適時打で地元局絶賛
◆大谷翔平、ヌートバーとの「笑顔の再会」に反響続々 明日4日には“侍対決”実現へ
◆明暗分かれた日本人投手、4月の通信簿 大谷翔平はサイヤング賞も射程圏内の好投
文●SPREAD編集部