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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は27日(日本時間28日)、本拠地でのオークランド・アスレチックス戦に「3番DH・投手」でスタメン出場。4回に大量5失点で一時同点に追いつかれたが、その後にエンゼルスが勝ち越し、今季4勝目をマークした。
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■4回にピッチコムを確認する仕草
6回を投げて2被弾を含む3安打5失点、5四死球。大谷は今季初めて被弾し、今季ワースト5失点とこの日は大乱調だった。
初回の先頭打者をスウィーパーで空振り三振に抑え、その後も内野ゴロと三振で3回まで連続で三者凡退に打ち取り、ノーノーピッチングを見せていた大谷。
しかし、異変が訪れたのは4回。大谷は先頭打者の1番ルイーズへ1球目を投じた後、ピッチコムの動作をチェックする仕草を見せた。しかし、投球を再開した直後、ルイーズへ死球を与え、続く2番カペルも四球で無死一、三塁のピンチ。3番ルーカーに3ランを浴び、さらに5番ピーターソンへも死球、6番ランゲリアーズに2ランを被弾と、一挙に5失点を許した。
4回マウンドで突如乱れた大谷に対し、『ロサンゼルス・タイムズ』のサラ・バレンズエラ記者は自身のツイッターで「オオタニのピッチコムが全く機能していないかもしれない。チャド・ウォラックがサインを出しているように見える」と、ピッチコムの故障を指摘した。なお、大谷自身は報道陣に対し、ピッチコムの影響を否定している。
また、大谷は4回マウンドの前の3回裏には適時二塁打で出塁した後、エンゼルスの攻撃が続いてホームへ生還している。走塁後のマウンドが投球に影響した可能性も考えられ、ピッチロックによる時間短縮が始まった今季、投打同時出場を続ける大谷にとっては今後も課題となりそうだ。
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文●SPREAD編集部