
ここまで9勝7敗で3位タイに付ける千葉ロッテマリーンズが、本拠地ZOZOマリンで9勝5敗の首位・福岡ソフトバンクホークスを迎え撃つ3連戦。
PayPayドームでの今季開幕カードではソフトバンクが3連勝を飾ったが、ロッテがその借りを返せるか。大事なカード初戦で実現する侍ジャパン対決に注目だ。
◆神宮での“東京決戦” 鍵を握るは村上宗隆 vs. 岡本和真の主砲対決
■佐々木はここまで防御率0.00、被安打2本と絶好調
4月21日の第1戦、ロッテの先発は佐々木朗希。
WBCで先発4本柱の一角として優勝に貢献した21歳右腕は、シーズン開幕後はさらに自らの能力と進化を証明。
今季2試合に先発して2勝0敗、防御率0.00。計13イニングを投げ、打たれたヒットはわずかに2本のみ、奪った三振22個という圧巻のピッチングを続けている。前回登板では山本由伸との“最高峰対決”も制してメンタル的にも隙がない。
昨季のソフトバンク戦は4試合で1勝1敗、防御率1.88だったが、今季の初対決ではどのようなピッチングを披露するだろうか。
■近藤も2本塁打、11打点とチームの主戦力に
対するソフトバンクでは、FA新加入の近藤健介に注目だ。
WBCでは大谷翔平の前を打つ2番打者として打率.346をマーク。迎えたペナントレースでも不動の「2番左翼」で出場を続け、ここまで打率.309、2本塁打、11打点の好成績で、早くも欠かせない存在となっている。
日本ハムに在籍していた昨季、佐々木とは5打席対戦して5打数無安打で2三振。佐々木が1軍デビューした2021年も6度の対戦で4打数無安打、3三振1四球で犠牲フライが1本あったのみと、ここまで佐々木から1本のヒットも打っていないだけに期するものはある。
WBC優勝後の初対決は果たしてどうなるか。近藤が佐々木から初ヒットを放つのか。これまで2試合で2本しかヒットを打たれていない佐々木が、今回も圧巻のピッチングを披露するのか。「佐々木 vs. 近藤」の行方で、ゲームの流れも変わることになりそうだ。
◆2013年侍ジャパン戦士・鳥谷敬が期待するパ・リーグの選手は佐々木朗希 「最多勝争いする」
◆大谷翔平に続く”二刀流”の潮目は本当に定着するのか 挑戦者をリスト・アップ
◆絶滅危惧種の“サブマリン” 侍ジャパンからも姿を消したアンダースローの系譜を継ぐ者はこの3選手
提供●Baseball Times