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ボートレースの第24回マスターズチャンピオン(PGI)は18日から6日間、ボートレース若松で開催され、満45歳以上のベテラン選手が優勝賞金1200万円をかけて競う。今年は85期の銀河系軍団から井口佳典、山本隆幸、田村隆信の3選手がマスターズ入りし注目を浴びている。
ここでは、初日ドリーム戦12Rの展開予想を解説していきたい。
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■イン今垣光太郎が逃げ切り好発進か
若松ドリーム戦12Rの出走予定は以下の通り。
(1)今垣光太郎 F1(2)松井繁 F1(3)赤岩善生(4)井口佳典(5)石渡鉄兵(6)瓜生正義 F1
※Fはフライング、数字は本数
進入から動きの多いマスターズだが、ここは枠なり3対3で想定。
(1)今垣は、前節・川上剛が使用した30号機を相棒につけた。2節前には、一般戦で吉川元浩が準パーフェクトVを飾っている。これまで、優出4回、優勝1回と30号機の素性は好調だ。(2)松井は、道中の捌きが素晴らしく、前を走れば手堅いレースができる。だが、近況調子を落としている。2コースからの2連対率は、直近1か月0%、直近6か月で36.4%の数字。(3)赤岩は、近況絶好調。前節・常滑・一般戦でオール3連対、3節前の徳山・一般戦では、準パーフェクトVを決めている。ただ、直近1か月で3コースからの1着はなし。S(スタート)先行でツケマイに行くよりもまくり差すタイプなので、(2)松井の展開がカギ。ドリーム戦なだけに、まくり差しへ行かずに着取りのツケマイも考えられる。
ダッシュ勢角となる(4)井口。穴があるとすれば、4角井口の差し切りか。4角井口のまくり一発に期待をしたい所だが、3コース赤岩がダッシュ勢を受け止めるだろう。そうなれば(4)井口は最内差し。仮に(1)今垣が1周1M先マイからターンマークを外してしまうことがあれば、差し切る可能性もなくはない。外枠となる(5)石渡は、井口が展開を作れるかどうか。(3)赤岩がまくり差しに行き、(4)井口が差せば行き場所がなくなり厳しい展開に。12号機本体の動きは悪くなさそう。大外(6)瓜生の6コース直近6か月3連対率26.1%だが、直近1か月では3連対0%。ここは地元水面ということもあり、道中の捌きを考えれば3着には押さえておきたい。
夢を見るなら(2)松井が(1)今垣よりもS(スタート)先行し、直捲る可能性も。ただ、好調機の今垣が内側の利を活かして押し切るだろう。
・フォーカス
本線 1-34-34押さえ 1-34-6、4-1=3夢 2-346-346
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文●舟橋廉(SPREAD編集部)