【MLB】大谷翔平 「3月の友は4月の敵」と公式も煽った吉田正尚との直接対決は三振に仕留める 雨とトラブルで31球降板も | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平 「3月の友は4月の敵」と公式も煽った吉田正尚との直接対決は三振に仕留める 雨とトラブルで31球降板も

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【MLB】大谷翔平 「3月の友は4月の敵」と公式も煽った吉田正尚との直接対決は三振に仕留める 雨とトラブルで31球降板も
  • 【MLB】大谷翔平 「3月の友は4月の敵」と公式も煽った吉田正尚との直接対決は三振に仕留める 雨とトラブルで31球降板も

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が17日(日本時間18日)、敵地でのボストン・レッドソックス戦に「2番DH・投手」で先発出場した。天候不良による中断を受け、投手としては2回31球で降板。今季4度目の登板で3勝目を狙ったが、白星は付かなかった。その後は打者に専念。5打数2安打で2試合ぶりのマルチ安打を達成し、チームの勝利(5―4)に貢献した。

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■開始遅延、中断、ピッチコム故障…

この日はボストンマラソン開催の影響で、プレーボールは午前11時10分が予定されていた。

異例の午前スタートに加え、試合前から降り始めた雨の影響で開始は56分遅れ。この時点ですでにグラウンドは濡れ、予定の乱れも含めて大谷にとっては悪条件でのマウンドとなった。

エンゼルスは1回表、大谷の中前安打を足掛かりに4点を先制。援護をもらった大谷だったが、その裏いきなり先頭に四球を与えると、2度の暴投で無死三塁のピンチを招いた。2番ラファエル・ディバースを三邪飛に打ち取ったものの、3番ロブ・レフスナイダーの遊ゴロの間に1点を失った。

2死無走者となったところで迎えたのは4番吉田正尚。注目の侍ジャパン対決は、1ボール2ストライクからの4球目、98.4マイル(約158キロ)の直球で空振り三振。MLB公式Twitterが「3月の友は4月の敵」と煽ったマッチアップは大谷に軍配があがった。

■2回31球、無安打1失点で降板

1912年開場、メジャー最古のフェンウェイ・パークで投げる大谷翔平 (C) Getty Images

初回を最少失点で切り抜け、2回のマウンドに上がった大谷だったが、またもアクシデントが発生。突然の大雨により土入れ作業を行ったため、試合は5分ほど中断。大谷はその間、ずぶ濡れになりながらマウンドで投球練習を続けた。さらに、いざ試合再開となったところで、今度は捕手ローガン・オハッピーのピッチコム(サイン伝達用電子システム)が故障。大谷が大声をあげ、身ぶり手ぶりで状況を伝え、機器交換を要求するシーンもあった。

この回を3者凡退で退け、調子の上がってきた大谷だったが、3回表エンゼルスの攻撃中に再び大雨が降り出し、1時間25分ほど中断。大谷は中断が長引いたことで、そのまま降板。結局、2回31球、無安打1失点、3奪三振で2番手タッカー・デビッドソンにマウンドを譲った。吉田との侍ジャパン直接対決も1打席だけで終わった。

大谷は降板後、打者に専念。この日は5打数2安打で2 試合ぶりのマルチ安打を記録。打率を.298とした。

フィル・ネビン監督は試合後、「大谷は投げられるように準備していたが、中断時間が30~40分ほど過ぎた時点で投げさせないことを決断した」と説明。次回登板については「話し合って決める」とし、球数が少なく終わったことでスケジュールに変更が出る可能性を示唆した。

通常ならば、本拠地で行われる23日(日本時間24日)のカンザスシティ・ロイヤルズ戦での登板が濃厚だが、米メディアによると1日か2日早める可能性もあるという。

エンゼルスはこの日、マイク・トラウト、アンソニー・レンドンを休ませた。雨に悩まされ、主軸を欠く中での試合だったが、連敗を3で止ることに成功。18日(日本時間19日)からの注目カード、ニューヨーク・ヤンキースとの3連戦に弾みをつけた。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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