
オークランド・アスレチックスの藤浪晋太郎が大ピンチだ。
藤浪は8日(日本時間9日)、敵地でタンパベイ・レイズ戦に先発登板するも4回1/3で79球を投げ5四死球、1奪三振、5失点で降板。チームも0-11と大敗した。
■「まったく同じ筋書き」と指揮官も嘆く
3回までは力のあるストレートで強力レイズ打線を抑え込んだ。しかし4回の先頭打者にストレートの四球を与えると持ちこたえられず2点を献上。5回には3つの四球を与え一死しか取れずに3失点。降板となった。
藤浪は1日(同2日)の対ロサンゼルス・エンゼルス戦でメジャー・デビューを果たすも、2回1/3回を投げ3四死球4奪三振8失点。この日と合わせ、防御率は17.55にはねあがった。
アスレチックスのマーク・コッツェイ監督も「まったく同じ筋書きだ。4回までは悪くなかったが、5回には突然死球と四球で塁を埋める。ストライクを投げ打者と勝負しないと。ヒット3本しか許していないのに、(出塁への)無料パスを与えていれば、うまくいくわけがない」とこぼした。
大谷翔平や千賀滉大をはじめ、日本人投手が好投を披露する中、藤浪だけが結果を出せない。藤浪については、ピッチング・ニンジャとして知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏も「素晴らしいフォーク」と絶賛される球もあるだけに、その真価を見たいところだ。
結果がついてこなければ、ローテーションから外されるのは必至。はたして次回、汚名返上となるのか。
◆【実際の映像】藤浪晋太郎、メジャーデビュー “同級生”大谷翔平に浴びたタイムリー
◆千賀滉大、1失点6奪三振の本拠地デビューで連勝 「ニューヨークは度肝を抜かれた」と公式も絶賛
◆大谷翔平を超える“二刀流”現る 同一試合でサイクル安打とノーヒットノーラン達成
文●SPREAD編集部
Shintaro Fujinami, Wicked 89mph Splitter. 🤢 pic.twitter.com/XLfKAnm99L
— Rob Friedman (@PitchingNinja) April 8, 2023