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サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は4日(日本時間5日)、本拠地ペトコ・パークでダイヤモンドバックス戦に今季初先発。5回を3安打1失点と好投、5―1と勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、リリーフ陣が炎上、チームは6―8と逆転負けを喫した。
◆【実際の映像】ダルビッシュ有、142キロの「えぐいカットボール」とピッチング・ニンジャ
■36歳ながら6年1億800万ドル(約142億円)で契約
オフシーズンに36歳ながら6年1億800万ドル(約142億円)で契約を更改したダルビッシュは開幕投手の最有力候補だったが、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場による調整不足のため、チーム6試合目にして初先発となった。
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侍ジャパンのダルビッシュ有(C) Getty Images
ダルビッシュは2回に3者連続四球を与えるなど制球に苦しむものの、多彩な変化球で要所要所を抑え、5回に犠飛で失った1点にとどめた。被安打はわずか3という貫禄のピッチングを見せ、4点差リードで今季初マウンドを終えた。この日は3安打1失点、3奪三振6四死球、防御率は1.80。
この投球にピッチング・ニンジャのアカウント名で知られるロブ・フリードマン氏は、ダルビッシュの七色の変化球を次々と投稿。一級の変化球に感嘆した。
現地中継局も昨季のプレーオフでの投球を絶賛、開幕戦などの大舞台でのダルビッシュの安定感を称えた。
しかし、パドレスは2番手のナビル・クリスマットがいきなり3失点。4番手のルイス・ガルシアも4失点し、逆転負け。「なおエ」ならぬ「なおパ」かと思うようなブルペンの崩壊劇だった。
2度のWBC王者に輝いたダルビッシュがワールドシリーズも制覇すれば、史上初のW世界一となり、パドレスにはそれだけの戦力がそろっているはずだが…。
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文●SPREAD編集部
Yu Darvish, Nasty 88mph Cutter. ✂️ pic.twitter.com/tsq0Rq6bg8
— Rob Friedman (@PitchingNinja) April 4, 2023
Yu Darvish, Pretty 75mph Curveball. 🌈 pic.twitter.com/gtnfDihHqm
— Rob Friedman (@PitchingNinja) April 4, 2023