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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は28日(日本時間29日)オープン戦で「3番・DH」として開幕前最後の調整を終え30日(同31日)の開幕戦で先発登板する。
◆大谷翔平は「最優秀防御率のタイトル獲得」サイ・ヤング賞レースにも参戦 公式サイト担当記者予想
これに先立ち29日(同30日)、MLB公式サイトが2023年シーズンの賞レース予想を発表。MVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督賞について予想した。
■MLB打者ランキングでも6位
MVPについては、大谷が最有力と断言。そもそもニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが歴史的な記録を打ち立てさえしなければ、昨季も大谷が受賞していたとし、2021年から大谷が「3年連続MVPだった」とまで言及。過去2シーズンにおけるパフォーマンスであれば、もちろん二刀流がシーズンを制すとしている。
サイ・ヤング賞について、ライバルは多いとしながらも22年シーズン後半に着目。昨季後半の19度の先発機会においては防御率1.67である点をあげ、最有力とした。これは昨季受賞者であるジャスティン・バーランダーの防御率1.75をも上回る数字であること、そして大谷が21年と比較しても多くの投手部門で数字を上げている点にも触れている。
果たして二刀流として今季も八面六臂の大活躍でMVPとサイ・ヤング賞の同時受賞となるだろうか。
なお同サイトでは今季の打者部門におけるランキングも発表。これによると大谷はジャッジ、エンゼルスの盟友マイク・トラウト、ヒューストン・アストロズのヨルダン・アルバレス、ダルビッシュ有の同僚、サンディエゴ・パドレスのファン・ソト、WBCアメリカ代表セントルイス・カージナルスのポール・ゴールドシュミットに続き、6位にランクインしている。
ちなみに同サイトではナショナル・リーグのMVPにソト、同リーグのサイ・ヤング賞は、ミルウォーキー・ブルワーズのコービン・バーンズを指名している。
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文●SPREAD編集部