【MLB】WBC王者が再タッグ、大谷翔平トレードなら「移籍先はパドレス」と名物記者 ダルビッシュ有と共闘なるか | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】WBC王者が再タッグ、大谷翔平トレードなら「移籍先はパドレス」と名物記者 ダルビッシュ有と共闘なるか

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【MLB】WBC王者が再タッグ、大谷翔平トレードなら「移籍先はパドレス」と名物記者 ダルビッシュ有と共闘なるか
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メジャーリーグの開幕が30日(日本時間31日)に迫るなか、米『USA TODAY』紙の名物記者、ボブ・ナイチンゲール氏が「2023年シーズンに向けて9つの質問」と題し、記事を公開。いの一番に挙げたのは「大谷翔平は昨季より良くなるか」だった。ワールド・ベースボール・クラシックWBC)で大会MVPに輝いた二刀流は、やはりレギュラーシーズンにおいても大きな注目を集めている。

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■契約の焦点は6億ドルに達するかどうか

ナイチンゲール記者は、まずロサンゼルス・エンゼルスの先発ローテーションについて触れ、チームは今季、「投手・大谷」を基本的に中5日で回す方針だと指摘。その上で「大谷が健康であれば、誰が彼に制限をかけることができるだろうか?」と記し、フル回転の活躍に期待。昨季の中6日より登板数が増えれば、自ずと勝利数もアップすると考えているようだった。

同記者は大谷の打撃については触れなかったが、「(今季終了後に)フリーエージェントとなり、噂されている総額5億ドル(約654億円)を獲得できるかどうか、という疑問は忘れて下さい」とした上で、「なぜ6億ドル(約785億円)ではないのか」と続け、すでに次期契約の焦点は総額6億ドルに達するかどうかに移っていると示唆した。

気になるシーズン中のトレードについては「トレード期限を迎える夏までに、チームがポストシーズン争いから脱落した場合、(トレード以外に)選択肢はないかもしれない」と予測。その場合、トレード先としてサンディエゴ・パドレスを一択指名。その理由として「エンゼルスのオーナー、アルテ・モレノ氏は、ナ・リーグ西地区のパドレスが、同地区のロサンゼルス・ドジャースを追い抜くのを助けるだろう」と説明。かねてより、同オーナーはエンゼルスと同じく、ロサンゼルスをチーム名に冠するドジャースをライバル視しているため、パドレスの後押しを画策するだろうと踏んだ。

■WBCに続き共闘なるか

もしパドレスへの移籍が実現すれば、ダルビッシュ有と同僚になる。WBCで活躍した日本の二枚看板が、今度はメジャーの頂点へ向けてタッグを組むというシナリオは興味深いが、果たしてどうなるか。

ナイチンゲール記者はそのほか、「アーロン・ジャッジは、ア・リーグ新記録となる62本塁打を放った昨季を再現できるか」などの疑問を提示していた。

MLB公式サイトも現地25日、トレードデッドラインまでに名前が取り沙汰されるであろう主要選手をポジションごとに1人ずつ取り上げ、DH部門で大谷をピックアップした。同サイトも『USA TODAY』と同じく、「優勝争いから脱落することになったら、この二刀流スーパースターの入札戦争が勃発するだろう」とし、そうなる可能性が高いとも記した。

大谷は今季終了後にフリーエージェントとなるため、エンゼルスは大谷との再契約を結ぶことができなければ、オフには何の見返りもなく大谷を手放すしかなくなる。同サイトは「それならば、シーズン中にトレードを実施し、大谷と大量のプロスペクト(有望株)を交換するというアイデアを検討しないのはおかしい」と指摘した。

大谷は先日の会見で「エンゼルスでワールドシリーズに出て、そこで投げたい。今はそこしか考えてない」と今季にかける意気込みを語っていた。去就の行方はエンゼルスが2014年シーズン以来のポストシーズン進出を果たせるかどうか、そこにかかっている。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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