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サッカー日本代表は24日にウルグアイ代表と、28日にコロンビア代表とワールドカップ(W杯)カタール大会後の初戦となる国際親善試合を行うが、W杯で主将を務めた吉田麻也(シャルケ/ドイツ)は招集メンバーから外れた。
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■後半戦は安定感を見せる34歳
34歳の吉田の招集見送りに関し、シャルケの地元メディアからは疑問の声が上がっている。
ドイツ西部をカバーするニュース総合サイト『DER WESTEN』は20日、「吉田を巡る困惑―シャルケのスター『難しい』と意味深な発言」との見出しで吉田の招集外についての発言を伝えるとともに、選外が困惑を呼ぶものであったとした。
記事では、吉田がフル出場を果たした18日のブンデスリーガ第25節アウクスブルク戦後に地元紙『West Deutsche Allgemeine Zeitung』に対し「これは難しいですね。今でも話はしています。このシーズンの間にどうなるかですね」と語り、日本代表スタッフとコンタクトを取る中での招集外だったことを伝えている。 この発言に関し、『DER WESTEN』は、吉田がW杯後の代表活動について決断を下していないことに触れた上で、「(招集見送りに関する)背景に関し明言は避けた」と指摘。さらに、「最近のパフォーマンスを選考基準にするのであれば、吉田は間違いなく日本代表のメンバーに入っていたはずだ。後半戦以降、吉田は目に見えて安定するようになり、後半戦リーグトップのシャルケの守備(8試合で4失点)にも貢献している」と選考過程に疑問を投げかけた。
今季からシャルケでプレーする吉田は、加入当初はチームの成績不振もあって守備崩壊の責任を負わされる形で地元メディアから批判されることも多かったが、ウィンターブレーク中にモーリッツ・イェンツが加入し、センターバックが機能するようになったことで後半戦はその守りに高い評価を受けている。それだけに今回の招集外は不可解に映ったようだ。
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文●SPREAD編集部