【WBC】ダルビッシュ有、大谷翔平の豪華リレー世界一に現地記者も大興奮、そして「映画だ」と絶句 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【WBC】ダルビッシュ有、大谷翔平の豪華リレー世界一に現地記者も大興奮、そして「映画だ」と絶句

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【WBC】ダルビッシュ有、大谷翔平の豪華リレー世界一に現地記者も大興奮、そして「映画だ」と絶句
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野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシックWBC)は21日(日本時間22日)、決勝の日本対アメリカの試合が行われ、侍ジャパンが3-2で勝利し14年ぶり3回目の優勝を果たした。

◆【動画あり】最終回に夢の対決が実現、「大谷翔平 vs.マイク・トラウト」全球プレーバック

■現地記者「これが野球にとってピークになるかも」

村上宗隆岡本和真のホームランなどで4回までに3点を取った日本は、今永昇太から戸郷翔征、髙橋宏斗、伊藤大海、大勢の投手リレーで8回までアメリカ打線を沈黙させた。

試合途中の5回、ダルビッシュ有がブルペンに向かう姿が現地で取材する『MLBネットワーク』ジョン・モロシ記者に目撃され、「ダルビッシュがブルペンに向かった」とツイート。さらにモロシ記者は、その直後に「ショウヘイ・オオタニがブルペンに向かった」と速報しダルビッシュ、大谷翔平のリレー実現の可能性を伝えていた。

そして、8回にはダルビッシュが、9回には大谷がマウンドに立ちそれは実現。8回終了時、大谷がマウンドに向かう姿が映されると、現地記者たちは歓喜。現地で取材する『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール記者は、「オオタニがブルペンから出てきた」と写真を添えて速報。『MLB.com』のマイケル・クレア記者は、「さあ、彼が、来たぞ。スポーツ界でもっとも孤独な舞台(マウンド)でもっとも偉大な男が登場だ」と伝えた。

大谷のクローザー登板にエンゼルス番記者たちはさらに驚愕した。『ジ・アスレチック』のサム・ブラム記者は「ついに実現した」とし、『MLB.com』のエンゼルス番・レット・ボリンジャー記者は「9回、ショウヘイ・オオタニが登場。マイク・トラウトは3番目の打者。すごい」と言葉を詰まらせ、『MLB.com』のブレント・マグワイア記者は「これが野球にとってピークになる瞬間かもしれない」と興奮を綴った。

■劇的勝利に「これ以上の結末はない」

そして、世界中の野球ファンが待ち望んだ瞬間は訪れた。

大谷は盟友・アメリカ代表キャプテン、マイク・トラウトとの投手vs.打者対決に挑んだ。この世紀の対決で勝利を掴んだのは大谷だった。トラウトを三振に仕留め、日本が優勝を決めた瞬間、現地の興奮は最高潮となった。

「オオタニがマイク・トラウトを三振に仕留め、アンビリーバブルだったWBCが大会の幕を閉じた。最高の大会にもっともふさわしい終わり方だった」(ヘイローズ・ハングアウト/(『MLB.com』、ブレント・マグワイア記者)

「日本にとって、これ以上の結末はないだろう。ただ……すごい」(『オレンジカウンティ・レジスター』/J.P.ホーンストラ記者))

「映画だ」(『MLBネットワーク』/ステファン・ネルソン氏)

「彼(オオタニ)はレジェンドだ」(『AP通信』/グレッグ・ビーチャム記者)

そして大谷は、WBCのMVPを獲得。試合後インタビューに応じたアメリカ代表のマーク・デローサ監督によれば、「あれだけ強力な(アメリカ)打線がたった2点でしか取れず、大きな衝撃を受けた」と話し、日本代表を大絶賛。現地メディアも満場総立ちで、WBCを最高の大会にした日本代表に賛辞を送った。

最高の対決を見せた大谷とトラウトはこの後、アリゾナでのキャンプで再び合流する。今度は世界最強のコンビとして、エンゼルスのシーズン優勝を目指す。

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文●澤 良憲(Yoshi Sawa)

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