格闘技団体「RIZIN」は6日、都内で記者会見を行い、5月6日に有明アリーナで開催される『RIZIN.42』の対戦カードを発表した。
今大会では、ダブルメインイベントとしてフライ級に転向した堀口恭司の返上したベルトをかけた「バンタム級王者決定戦」が開催される。
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■「不安要素がないと言えばそんなことない」
「バンタム級王者決定戦」には現在ラスベガスで修行中の朝倉海、元Bellator同級世界王者のフアン・アーチュレッタ、2022年の大晦日大会で瀧澤謙太に完勝した井上直樹、5連勝中で総合力の高い元谷友貴が新王者の座を狙い火花を散らす。
1年半ぶりの復帰戦となる朝倉は元谷と、勝てば継続参戦の決まるアーチュレッタは井上と、それぞれ対戦する。元谷は「5連勝して、やっといい相手と戦える。5戦した相手とはタイプが違ってすごく厳しい戦いになる。けどしっかりKOか一本で勝利してボーナス獲りたい」と完全決着に意欲を見せた。
対する朝倉は「ケガをしていた期間に、たくさんのファンの人に支えてもらったので、みなさんに恩返しができるような最高な戦いをすることを約束します。そして、『やっぱりRIZINには朝倉兄弟が必要だ』って思ってもらえるうように盛り上げます」と決意を示した。
一方で、ケガは全快したものの、今までで一番長くブランクを挟んだ朝倉は「不安要素がないと言えばそんなことない」と吐露。しかし「その分、色んな練習もできているし、不安がなくなるように完全に仕上げていく」とし、海外修行を経て、「今まで試合で見せてこなかった新しい技だったり、技術が（身に）ついているので、その部分を見せたい」と、成長した姿を見せると誓った。強豪ぞろいの「バンタム級王者決定戦」で新王者に輝くのは誰か、試合の行方に注目したい。
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文●SPREAD編集部
