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元日本代表DFでドイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケで長くプレーした内田篤人が、自身のツイッターで「シャルケを離れてから初めてスタジアムに戻って来ました」と、かつて沸かせたスタジアム「フェルティンス・アレーナ」を訪れたことを報告。シャルケの公式インスタグラムや地元メディアも同氏の凱旋を伝え、退団から5年以上を経た今でも根強い人気を誇っていることをうかがわせた。
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■ヴォルフスブルク戦を観戦
解説者として活躍中の内田氏は11日に行われたリーグ戦第20節の対ヴォルフスブルクを観戦。シャルケ公式インスタグラムがピッチへと続く通路を歩く姿を映した動画を「ウッチーがいる!」という一文に青のハート4つを添えて投稿すると、地元スポーツ誌『Revier Sport』も「シャルケのレジェンド内田が上月を鼓舞、一部残留にも希望を託す」との見出しで詳しく報じている。
「この日本人選手はシャルケでレギュラーをつかむと、ファンの人気者になった。ファンから“ウッシー”と呼ばれた彼は、日本でシャルケのアンバサダーを務めている」。
『Revier Sport』誌は、2010年から2017年までシャルケでプレーしていた内田氏をその足跡とともにこのように紹介した。
現在シャルケには日本代表DF吉田麻也とFW上月壮一郎が所属している。同誌は「日本代表で長くチームメートだった吉田は、移籍にあたって同い年の内田から情報をもらっていた。内田は今でもシャルケについて吉田に色々と聞いてくるそうだ」と、内田が今でも古巣の動向を気にかけていること、そしてプロデビューから間もない上月について「序盤にいい場面があってシュートも撃っていましたが、もっとうまくならなければいけないですね」とエールを送っていたことも報じている。
内田は「このスタジアムに来るのはかなり久しぶりですが、雰囲気はやはり素晴らしいですね。とても楽しかったです。ぜひまた来たいですね」と、つねに6万を超えるシャルカーで埋まるスタジアムへの帰還を楽しんだ様子。ただ、そんな熱狂的なサポーターを抱える人気クラブも、昇格シーズンとなった今季は最下位に沈み、ヴォルフスブルク戦もスコアレスドローに終わった。
「シャルケは1部にいなければいけないクラブ。残留してくれることを願っています。今日の試合や最近の試合を見ていると残留できるという希望が持てる。順位を上げるためにも、まずは勝利ですね」。
苦しむ古巣の一日も早い降格圏脱出への願いを語っていた。
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文●SPREAD編集部
シャルケを離れてから初めてスタジアムに戻って来ました👍#Schalke04 #ただいま pic.twitter.com/Y5M4Umaq4c
— 内田篤人official (@AUchidaOfficial) February 10, 2023