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■シュタールヴィント
初戦は1番人気に支持されるも、道中の行きっぷりが鈍く4角11頭立て9番手からの追い込み。前半1000m63秒1のスローから直線は各馬同じ脚色での追い比べとなり、先に抜け出した馬たちに先着を許した。
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2戦目でガラリ一変を見せ、好スタートからスッと番手に付いて直線は抜群の手応え。最後は流しながら2着以下を3馬身ちぎって見せ、2戦目で評判どおりの完勝劇だった。
前走・京都2歳Sはレース自体が不利の連鎖。道中は2戦目で見せた器用な立ち回りを見せたが、直線で寄られる不利。それでいて勝ち馬から0秒3差の4着なら悲観する内容でもなく、むしろこの一戦で人気落ちなら妙味がある。母は桜花賞馬マルセリーナ、兄に京成杯勝ちのラストドラフトとクラシックシーズンに間に合う血統背景。距離も1F短縮は好材料で、高配当の使者となり得る。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。
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