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英BBCは現地5日、プレミアリーグ週間ベスト11を発表し、ブライトンの日本代表MF三笘薫を選出した。
第22節(4日)のボーンマス戦で挙げた決勝ゴールが評価されたもので、ハリー・ケイン(トッテナム・ホットスパーズ)、マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)とともにFW(3トップ)の一角に名を連ねた。
◆【実際の映像】三笘薫のヘディング決勝弾に揺れるような大歓声! ブライトン公式は「ミトマ マジック!」
■クラブのレジェンド級選手との評価
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リバプール戦で決勝ゴールを奪った三笘薫(C)ロイター
ベスト11はガース・クルックス氏(かつてストークやトットナムなどでプレーし、現在はBBC解説者)が選考にあたった。
同氏は三笘について「この日本代表は1970年代に若き日のピーター・ウォードがブライトンに現れて以来、ブライトンの選手の中で最もエキサイティングだ。ミトマは見事なゴールを決めるコツを知っている」と絶賛。引き合いに出されたウォードはクラブのレジェンド的な選手であり、三笘を彼の姿に重ね合わせて評価した。
続けて「ブライトンは現在、素晴らしいサッカーをしていて6位につけている。彼らがめまいに悩まされていないのが不思議なくらいだ」という表現を用い、下馬評を覆し、輝きを放つチームを称えた。
■世界最高峰のリーグでもトップクラスに
また、英メディア『サセックス・ライブ』は、三笘が今後解決すべき自身の課題として「フィジカル強度への慣れ」を挙げたことに対する、アーセナルOBで元イングランド代表FWイアン・ライト氏の反応を紹介。同氏は「ミトマはトッププレーヤーになるためのすべてのツールを持っている。彼はフィジカルの改善に取り組む必要があると言っているが、私はそうは思わない」とし、フィジカルはすでに十分という認識を示した。
「彼は(ボーンマスの)アダム・スミスをひざまずかせた。(リバプールの)ジョー・ゴメスにも同じことをした。彼はスペースを見つけて進入し、シュートを狙うし、素晴らしいパスを送る。推進力を生かし抜き去って行く。ゴールへ向かう目も持っている」と絶賛した上で、「もし彼が本当に(フィジカルの強度に)慣れるのを待っているのなら、やがて慣れた時、我々は彼の本当の姿を見ることになるのだろう」とし、さらなる成長に期待を寄せた。
上がり続ける三笘株。世界最高峰のリーグでもトップクラスに上り詰めそうな勢いだ。
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文●SPREAD編集部