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NBA、ワシントン・ウィザーズの八村塁は、ポイント・ガードのケンドリック・ナンと、3つのドラフト2巡目指名権とのトレードによりロサンゼルス・レイカーズへの移籍、契約に合意した。米メディア『ESPN』が23日(日本時間24日)に報じた。
◆八村塁、トレード話に言及 ウィザーズは自身にとって最適な場所か…の質問に「分からない」と複雑な胸中明かす
■レイカーズは今オフ、契約更新の意向
2019年、1巡目全体9位で指名された八村は今季、1試合平均24.3分で13.0得点、4.3リバウンドを記録。すべてベンチスタートながら21日(同22日)のオーランド・マジック戦でも30得点とキャリアハイ・タイの活躍を見せていた。八村にとってこの試合がウィザーズとして最後の試合となった。
この試合後トレード話について水を向けられると「今、自分の周りで起こっていることは理解している。ただ、僕は自分のプレーをするだけ。それができることは分かっていたし、チームを助けることもできる」とし「ひとりのバスケットボール選手として自分を必要としてくれて、自分のプレースタイルを気に入ってくれるチームにいたい」と複雑な胸中も吐露。さらに「ワシントンは最適な場所か」という質問に対しては「どうだろうね。分からない」と答えていた。
一方、PGのナンは今季39試合に出場し、平均6.7得点を記録。レイカーズはナンに加え、2023年、28年、29年のドラフト2巡目指名権をウィザーズに譲渡する。
ウィザーズは21年、八村不在時にレイカーズからパワーフォワードのカイル・クーズマを獲得。スタメン起用で、今季も21.8得点、7.6リバウンドと活躍。PFもこなすクリスタプス・ポルジンギス、八村と出場時間を競うデニ・アヴディアと、同ポジションの選手がだぶついている状況だ。
一方のレイカーズはけが人続出などによりロースターが不足。八村はその穴を埋める役割を期待される。また八村は昨オフ、ウィザーズとの契約が更新されず、今季終了後に条件付きFAとなるが、レイカーズはこの契約を更新する方針と伝えられている。
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文●SPREAD編集部