【有馬記念/世相馬券】サッカーW杯イヤーの“ジャイキリ”列伝 ファン投票1位の馬に黄信号か | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【有馬記念/世相馬券】サッカーW杯イヤーの“ジャイキリ”列伝 ファン投票1位の馬に黄信号か

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【有馬記念/世相馬券】サッカーW杯イヤーの“ジャイキリ”列伝 ファン投票1位の馬に黄信号か
  • 【有馬記念/世相馬券】サッカーW杯イヤーの“ジャイキリ”列伝 ファン投票1位の馬に黄信号か

今月まで開催されたサッカーW杯でベスト16の成績を収めた日本代表。ジャイアントキリングを2度も起こした戦いは「ドーハの奇跡」とも言われ、日本人の記憶に深く刻まれた。

そして有馬記念においても、人気馬を破るジャイアントキリングが起こるかもしれない。一体どういうことなのか、日本代表W杯出場年度と、同年有馬記念におけるファン投票1位の馬の関係性、そして浮上した穴馬の傾向を考察する。

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大本命タイトルホルダーに黄信号か

今年の有馬記念のファン投票では、タイトルホルダーが過去最高の36万8304票を獲得。ぶっちぎりの人気を誇り大本命に挙げられるが、一つ気がかりな点がある。日本代表がW杯に出場した回数は今年で7回目を数えるが、過去6回W杯出場年度に開催された有馬記念では、じつはファン投票1位の馬は「1勝」しかしていない。

サッカー日本代表がW杯へ初出場したフランス大会は1998年。同年の有馬記念では女傑・エアグルーヴが、ファン投票1位を獲得した。この年、6戦して3着以下なしの同馬は2番人気に支持されたが、有馬記念は5着に敗退。ラストランを優勝で飾ることができず、3歳馬グラスワンダーが前走・アルゼンチン共和国杯6着から復活Vを決めた。2着は3番人気のメジロブライト、3着には11番人気のステイゴールドが入った。

日本代表が初のベスト16入りを決めた、2002年日韓W杯のファン投票1位はナリタトップロード。同年の天皇賞・春3着、天皇賞・秋2着の成績を残し、前走・ジャパンCは10着に敗れていたが、巻き返しを信じたファンは4番人気に支持した。しかし、有馬記念では4着に敗れ、3歳馬シンボリクリスエスが快勝。2着に13番人気のタップダンスシチー、3着に8番人気のコイントスと荒れた。

世界ランク1位ディープインパクトの1勝

2006年日本代表はドイツW杯に出場。ファン投票1位のディープインパクトは、のちにワールド・サラブレッド・レースホース・ランキングの芝部門、長距離部門で世界ランキング1位を獲得。有馬記念まで13戦1勝2着1回失格1回。圧倒的な強さで競馬ファンを魅了した名馬は、ラストランでシンボリルドルフに並ぶGI7勝目を飾った。2着は6番人気のポップロック、3着は3番人気のダイワメジャー。

南アフリカW杯の2010年、ファン投票1位はGI5勝を誇る名牝・ブエナビスタだった。前年の有馬記念ではドリームジャーニーに敗れ2着、リベンジが期待され単勝1.7倍の支持を受けたが、3歳馬ヴィクトワールピサにハナ差2着と惜敗した。3着には14番人気のトゥザグローリーが入っている。

ブラジルW杯の2014年は、5歳を迎えたゴールドシップが同世代の牝馬三冠ジェンティルドンナを抑え、ファン投票1位に輝く。同馬は3歳時の2012年有馬記念を制していたが、この時はファン投票6位。堂々とファンの支持を受けて年末グランプリ2勝目に挑んだが、4番人気に甘んじたジェンティルドンナが有終V。2着に9番人気のトゥザワールドが入り、芦毛のアイドルホースは3着に敗れた。

ロシアW杯の2018年のファン投票1位は前走、天皇賞・秋でGI2勝目を飾ったレイデオロ。しかし、3歳馬ブラストワンピースにクビ差及ばず2着に敗れた。3着には9番人気のシュヴァルグランが入っている。

「W杯」から考察するサイン馬券

ディープインパクトが挙げた1勝のみだが、大敗もしていないのが、日本代表W杯出場年度における有馬記念ファン投票1位の馬。惜敗が目立ち、歳下の3歳馬による下剋上が目立つ。

また、該当年ではO.ペリエが1勝2着1回を数え、2010年にはM.デムーロ、C.スミヨン、C.ウィリアムズと外国人ジョッキーがワン・ツー・スリーと、国際色豊かな結末が待っている。「海外帰り」もキーワードの一つか。ポップロックは前走・メルボルンCから巻き返しに成功した。さらに「コイントス」や「トゥザワールド」とサッカーや世界を連想させる馬名の激走も散見する。

ファン投票1位であるタイトルホルダーはあくまでヒモ扱いとするのが吉か。過去の傾向からファン投票1位の馬は敗れ、伏兵が先着するというヒモ荒れの「ジャイキリ」を起こしている。

以上の点から浮上する、今年の勝ち馬と穴馬の候補は次のとおり。

勝ち馬候補

・イクイノックス該当した6戦のうち3勝と勝率5割を誇る3歳馬であり、鞍上に外国人ジョッキー。馬名はアルゼンチンのあるラテン語に由来し、「昼と夜の長さがほぼ等しくなる時」。カタールとの時差で昼夜逆転の日々を過ごした熱心なサッカーファンに馬券をプレゼントする。

穴馬候補

・ジャスティンパレスW杯決勝で得点王争いを演じたアルゼンチン代表・メッシと、フランス代表・エムバペ。2人のスターが背負う番号は共に「10番」。メッシは大会最優秀選手(MVP)、エムバペはゴールデンブーツを受賞した。「10番」を背負う馬が中山でゴールを決める。

・ブレークアップ前走・アルゼンチン共和国杯での勝利だけではない。W杯決勝トーナメントの得失点を見てみると、アルゼンチン代表が「7」、フランス代表は「8」。決勝戦で相まみえた2チームを合わせると「15」の数字が浮かぶ。アルゼンチン勝利で15番に収まる同馬には注目だ。

・ボルドグフーシュメッシはW杯終了後に代表引退を否定したが、W杯では「今大会は最後のW杯」として臨んでいた。「今回が最後の有馬記念」となる福永祐一騎手が騎乗する同馬に期待。

一年の総決算、有馬記念で馬券も「ジャイキリ」といきたいところだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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