「RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」（25日、東京・両国国技館）に出場する、シュートボクシング（SB）日本女子アトム級王者・MISAKIの公開練習が行われた。
MISAKIはRISE QUEENアトム級王者の宮﨑小雪と激突するが、これは本人が以前から実現を熱望していたカードでもあり「今回本当にアトム級の日本最強を決める戦いだと思っています。私の夢への第一歩、必ず勝利してリングを降りたい」と決意を新たにしている。
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■「ぶっ倒して『すごい選手いるんだ』って思わせたい」
公開練習でのMISAKI（オフィシャル提供）
両団体の有力選手が勢ぞろいするビッグイベントで、国内アトム級の“頂上決戦”が実現する。MISAKIは28戦20勝（3KO）7敗1分と着実にキャリアを積み重ねてきたが、対する19歳の宮崎も現在7連勝中と勢いは本物。意地と意地がぶつかり合う好ファイトになることは間違いない。順調な調整を続けるMISAKI自身も「過去史上最強のMISAKIを見せれるじゃないかなって思います」と強調した。
大会会見ではRISEの女子選手には“華がない”と過激なコメントも残したが、「私は軽量級女子の中で倒せる選手だと思ってるので、地味な試合をしててABEMAさんとかで放送されてるRISE女子達に見せつけたいというか、私は今回ぶっ倒して『すごい選手いるんだ』って思わせてやりたいなと思ってます」とド派手な勝利を狙う。その一方で「下から上がって来られるなっていう風にも思ってないし、なんなら噛み付いてやろうっていうくらいの気持ちでいるのであんまりそんなに自分が上だとも思ってないです」と冷静な自己分析も飛び出すあたり、慢心はなさそうだ。
世界チャンピオンという夢を口にし続けてきたMISAKIにとっては、このクリスマス決戦での勝利で新たな景色を視界にとらえることになる。本人も「これに勝ってやっと夢への第一歩に進めると思うので、本当にここで日本最強、ここの勝者は他の女子選手がもうあいつには届かないねって言われる存在になるんじゃないかなと思います」と闘志を燃やす。
「対抗戦自体はやる前からSBの圧勝かなって私は思ってます。シュートボクサーめちゃくちゃ強いので、海人選手だけ今バーっと名前が上がってるんですけど、他の選手もめちゃくちゃ強いので今回見て欲しいです」と語った女王の予言通り、MISAKIを筆頭とした“SBの底力”が周囲の度肝を抜く展開を多くのファンも期待しているはずだ。
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文●SPREAD編集部
