【カタールW杯】「最も優れたウインガーを擁するチームが頂点に立つ」アーセン・ベンゲル氏が予測 三笘薫、伊東純也がいる日本にもビッグチャンス | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【カタールW杯】「最も優れたウインガーを擁するチームが頂点に立つ」アーセン・ベンゲル氏が予測 三笘薫、伊東純也がいる日本にもビッグチャンス

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【カタールW杯】「最も優れたウインガーを擁するチームが頂点に立つ」アーセン・ベンゲル氏が予測 三笘薫、伊東純也がいる日本にもビッグチャンス
  • 【カタールW杯】「最も優れたウインガーを擁するチームが頂点に立つ」アーセン・ベンゲル氏が予測 三笘薫、伊東純也がいる日本にもビッグチャンス

国際サッカー連盟(FIFA)の技術研究グループがFIFAワールドカップ・カタール2022・グループリーグの分析結果を公表。同グループのリーダーを務めるアーセン・ベンゲル氏は「クロスからの得点が増えており、サイドに良い選手がいる国がW杯を制す」と指摘した。

名古屋グランパスやアーセナルで指揮を執った名将の言葉通りなら、三笘薫伊東純也を揃える日本にもチャンスがありそうだが、果たしてどんな結末を迎えるのか。決勝トーナメントの行方から目が離せない。

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■クロスからの得点が83%増加

ベンゲル氏はデータを基にコメントを発表。特徴的な数字として、クロスから生まれた得点が前回ロシア大会より83%増えていると明かした。この理由について、同氏は「守備が自陣ゴール前や中央を固めるようになったから」と分析。攻撃は厚い壁が立ちはだかる中央を回避し、サイドアタックへ移行。この結果、クロスからの得点増加につながったようだ。

試合に変化が生じていることを認めたベンゲル氏は「良いウイングを持つチームが勝つ可能性が高いと言ったのは、ゲームが中央からサイドに移っており、クロスが多くなっているから。チームは中央からシュートを打つよりも、サイドからクロスを上げることを好むようになっている。だから、チームの戦い方としては守備で中央をブロックし、攻撃は両翼に託している」との見解を示した。その上で「個人的には最も優れたワイドプレーヤーを擁するチームが今大会を制すると思っている」と改めて主張した。

■GKがパスを受けるケースも増

このほか、技術研究グループはGKについても言及。GKがパスを受けた回数が大幅に増加しており、ベンゲル氏とともに活動しているユルゲン・クリンスマン氏(元ドイツ代表FW、元ドイツ代表監督など)は「GKが相手のプレスを回避する役割を担うと同時にビルドアップの起点にもなっている」と指摘した。この傾向はセービングやコーチングだけでなく、足元の技術にも優れたドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが登場したことが契機となっており、2018年W杯以降、バックパスを要求するGKが70%増えたという。ベンゲル氏も「GKの足元の技術やパスがチームのクオリティーを保つために重要な要素になっている。大きな変化だ」と付け加えた。

また、ベンゲル氏は“政治的デモ”を行ったチームを批判。「サッカーだけに集中したチームが良い結果を残した」と述べた。今大会では開催国カタールにおいて人権問題が噴出。カタールの国内外で多くの抗議活動が行われ、ドイツや豪州など多くの出場国も反人権に抗議するメッセージを発信していた。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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