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第27回秋華賞(GI、芝2000m)の枠順が14日、JRAより発表された。
史上7頭目の牝馬三冠を目指すスターズオンアースは5枠9番、ローズSを快勝したアートハウスは5枠10番、紫苑Sで重賞2勝目を飾ったスタニングローズは4枠7番、オークス3着から直行のナミュールは4枠8番に入った。
本競走は昨年に続いて阪神開催。ここでは過去10年の10~12月開催、阪神芝2000mの重賞レースを条件にしたデータから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■6枠より「外」が活躍傾向
上位人気が予想されるスターズオンアースとアートハウスが入った5枠は【0.0.2.13】勝率・連対率0.0%、複勝率13.3%と不振。5枠で1番人気に推されたのは、昨年の京都2歳Sのトゥデイイズザデイ(6着)と一昨年の同レースのグロリアムンディ(4着)の2頭で、いずれも馬券圏外に沈んだ。
ただし、昨年の秋華賞で3番人気のアンドヴァラナウト、2017年のチャレンジCで2番人気のブレスジャーニーは、いずれも3着と好走しており、決して不利な枠というわけではないが、良績が6枠より「外」に偏っているのは間違いない。
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[阪神芝2000m重賞レース]過去10年10~12月開催の枠順傾向
また、こちらも上位人気が予想されるナミュールとスタニングローズが入った4枠は【1.1.0.10】勝率8.3%、連対率・複勝率16.7%。4枠の5番人気以上は【1.1.0.2】勝率25.0%、連対率・複勝率50.0%を誇り、2桁人気の馬が掲示板に載るなど人気以上の結果を残している。
最多4勝の7枠には、エリカヴィータとブライトオンベイスが入った。ただし、7枠の1着はすべて5番人気以上であり、2着は昨年の秋華賞で2番人気のファインルージュ。5番人気以上では【4.1.2.3】複勝率70.0%、3番人気以上では【3.1.1.0】複勝率100%と、上位人気の好走が目立つ。
次に昨年の秋華賞で4番人気アカイトリノムスメ、2020年のチャレンジCで1番人気レイパパレが優勝している6枠に、エグランタインとウォーターナビレラが入った。6枠は6番人気以下で【0.2.1.3】複勝率50.0%と、人気を上回る好走が目立ち、ここが“好枠”と言える。
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文●SPREAD編集部