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ロサンゼルス・エンゼルスは1日(日本時間2日)、大谷翔平と1年3000万ドル(約43億4200万円)で来季の契約を結ぶことを発表した。今回の合意により年俸調停は回避されている。
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大谷の年俸は日本人メジャー選手としては歴代最高額となり、年俸調停を回避して1年契約を結んだ選手としても史上最高額となる。今季の550万ドル(約7億6900万円)から545%アップの大幅アップなる。
■メジャーにおいて契約合意は移籍消滅を意味しない
これまでの日本人選手としては最高額は2020年、田中将大が当時ニューヨーク・ヤンキースと契約していた年俸2300万ドル(現在のレートで約33億2900万円)。また年俸調停を回避し1年契約を結んだ選手の最高額は同じく20年、ムーキー・ベッツ(現ロサンゼルス・ドジャーズ)が当時ボストン・レッドソックスと結んだ2700万ドル(同約39億800万円)だった。
大谷は2021年に46本塁打と9勝の活躍でMVPを獲得。迎えたメジャー5年目の今季も打っては34本塁打94打点、投げては15勝に防御率2.35などの活躍で二刀流としてチームを支えている。そんな中で大谷は、メジャー6年目を迎える来シーズンもエンゼルスの一員としてプレーオフ進出を目指すことが濃厚となった。
本契約に大谷にトレード拒否権が含まれているかは定かではないが、今回の合意により大谷の移籍が消滅したわけではない。ベッツは20年1月にレッドソックスと上記契約更改後、わずかひと月後にドジャーズへトレードされている。
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文●SPREAD編集部