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レギュラーシーズン終了まで残り数試合となり、セ・リーグの個人タイトル争いで注目なのが、1位の村上宗隆と2位の大島洋平が3厘差となっている首位打者争いだ。
◆首位打者争いと最終盤の出場試合問題 村上宗隆と大島洋平の決着はいかに…
■「56号の壁」にぶち当たっている村上
東京ヤクルト・スワローズの村上宗隆は現在、打率.317(480打数152安打)。
9月13日の巨人戦で55号を放って以来、12試合53打席ノーアーチで「56号の壁」にぶち当たっている状況。打率も.337から急降下したが、29日の広島戦の第4打席で18打席ぶりのヒットを放って首位打者を辛うじて維持。残りは3試合。30日の広島戦(マツダ)で、九里亜蓮と対戦した後、10月2日の阪神戦(甲子園)、同3日にDeNA戦でレギュラーシーズン最後の試合に臨む。
一方、中日の大島洋平は現在、打率.314(430打数135安打)。
6月下旬から打率3割以上をキープしながら、8月3日のヤクルト戦で6打数6安打の離れ業を見せるなど8月に月間打率.348をマークして村上を猛追。27日のDeNA戦で2安打を放って村上と打率1厘差まで迫った。だが、28日、29日と2試合連続無安打で、残りは2試合。30日のDeNA戦(横浜)で、今季対戦7打数4安打の打率.571の先発・大貫晋一と対戦した後、10月2日の広島戦(マツダ)が今季最終戦となる。
わずか3厘差。村上には日本人最多本塁打記録更新とともに史上最年少の三冠王がかかっている。別球場での争いになるが、お互いにその情報は常に入ってくるだろう。「村上 vs. 大島」のバットから目が離せない。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB