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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は29日(日本時間30日)、本拠地で行われるオークランド・アスレチックス戦に「3番DH・投手」で先発出場。8回2安打10奪三振無失点の投球で、今季15勝目を挙げた。
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■史上初のW規定到達まで残り「1」
今季27度目にして本拠地最後の“リアル二刀流”出場を果たした大谷がこの日も投打に渡る活躍で、エンゼルスを4連勝に導いた。
1回表は1奪三振無失点の三者凡退に抑えると、その裏、レンヒーフォの先頭打者ホームランでエンゼルスが先制、2番トラウトが二塁打を放った場面で大谷の第1打席。大谷は中安打を放ち、14試合連続安打をマーク。トラウトをホームに還すタイムリーで自らを援護し、初回から2点のリードを奪った。
さらに2回、3回と三者凡退に抑えると3回裏、ウォードの23号ソロで1点を追加し、3点リードで迎えた4回には圧巻の三者連続三振をマーク。その後も“奪三振ショー”を繰り広げた大谷は7回までを無安打9奪三振無失点に抑え、全イニングを三者凡退に抑える好投を見せた。
8回も続投した大谷は10三振目を奪い、2桁奪三振をマーク。しかし2死から初安打を許し、自身初のノーヒットノーランはお預けとなった。
大谷降板後の9回は2番手ループが満塁のピンチを招くなど2失点を喫したが、交代しマウンドに上ったテペラが抑えて試合は終了。
大谷は投げては8回2安打10奪三振無失点、打っては4打数2安打1打点の活躍でエンゼルスを4-2の勝利に導いた。史上初の「W規定到達」までは残り「1」イニングに迫った。
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文●SPREAD編集部