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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は29日(日本時間30日)、本拠地で行われるオークランド・アスレチックス戦に「3番DH・投手」で先発出場する。
前日は第2打席で右前打を放ち、自己最長を更新する13試合連続安打をマーク。第3打席では左翼への35号の期待を乗せた大飛球を放ったが、高く打ち上がった打球は惜しくもスタンドには届かず、4打数1安打に終わった。
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■15勝目と35号弾なるか
相手先発のコール・アービンは今季28試合に登板して9勝12敗、防御率4.05。エンゼルスとは今季3度対戦しており、ここまで3戦全敗だが、前回8月8日(同9日)の試合では8回5安打1失点の好投を見せた。負け越しがこむ先発相手に一発お見舞いしたいところだ。
大谷との対戦成績は、ここまで通算22打数(二塁打3本、本塁打2本を含む)7安打3打点、4三振。大谷は今季5月22日(同23日)の本拠地戦でアービンから飛距離443フィート(約135メートル)の大飛球を放ち日米通算150号をマークしている。
また投手としては、規定投球回到達まで残り9イニングに迫っており、この日を含みあと2回予定されている登板で規定数の「162回」に到達すれば、規定投球回と規定打席の投打での到達となり、ベーブ・ルースもなし得なかった史上初の快挙達成となる。
前日にはMVPを争うニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが、ロジャー・マリス(ヤンキース)のア・リーグ記録に並ぶ61号アーチを放ち話題をさらった。
大谷は直近5試合で4勝を挙げるなどハイレベルな投球を続けているだけに、投打で存在感を発揮し、三冠王も視野に入ったライバルとの熾烈なMVP争いを勝ち抜くことができるか。今季15勝と35号に期待がかかる。
■今日のエンゼルス・ラインナップ
1番 3B レンヒーフォ 2番 CF トラウト 3番 DH 大谷 4番 RF ウォード5番 1B ダフィー 6番 LF アデル7番 C スタッシ8番 SS ソト9番 2B フレッチャーSP 大谷
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試合情報
エンゼルス-アスレチックス9月30日(金)10:38(日本時間)試合開始中継情報:AbemaTV、NHK BS1
文●SPREAD編集部