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残り4試合で貯金2の3位・埼玉西武ライオンズと、残り5試合で貯金12、優勝マジック4の首位・福岡ソフトバンク・ホークスの一戦は、ベルーナドームのマウンドに上る先発右腕の対決に注目したい。
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■西武キラーがマジック減らすか
西武の先発はエースの髙橋光成。
今季ここまで25試合に登板して11勝8敗、防御率2.24。ソフトバンク戦は今季3試合で1勝2敗、防御率3.00と相性的には良くなく、前回13日の対戦でも6回を6安打2失点と試合を作りながら黒星を喫した。ただ、8月以降の登板8試合で黒星を喫したのは、その1試合のみ。8月は5試合で3勝無敗、防御率1.80、9月も3試合で2勝1敗、防御率1.66と安定。高校の後輩である丸山和郁(ヤクルト)の優勝決定サヨナラ打にも刺激を受けながら、自己最多のシーズン12勝目を狙う。
一方、ソフトバンクの先発は石川柊太。
今季ここまで22試合に登板して7勝9敗、防御率3.36で黒星が先行している状況ではあるが、西武に対しては4試合で3勝1敗、防御率0.93の好相性を誇っている。前回9月14日の対戦でも、6回2/3を8安打1失点の好投で勝ち投手となった。その一戦も含めて9月は3試合で2勝1敗、防御率2.00と好調。自身の今季レギュラーシーズン最終登板となることが予想される中、“西武キラー”として優勝へ向けた大きな1勝を奪い取りたい。
西武は現在3位だが、4位の楽天と0.5ゲーム差。優勝マジック4としているソフトバンク、2位・オリックスとはわずかゲーム差1。西武は「CS進出」、ソフトバンクは「優勝」へ向けて、ともに負けられない一戦。その中で両チームの先発右腕、「髙橋 vs. 石川」が勝敗の大きな鍵を握っていることは間違いない。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB