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8月6勝9敗2分で6連敗中の6位・北海道日本ハム・ファイターズと8月8勝8敗と五分の4位・オリックス・バファローズによる2連戦が、釧路、帯広で行われる。ここでは目下、打率リーグ1位と2位の“首位打者対決”に注目したい。
◆【今週の決戦】“奇跡の逆転優勝”を狙うDeNAと阪神の3連戦 鍵は大山悠輔 vs. 宮﨑敏郎
■ペナントレース同様、し烈な賞レースとなるか
日本ハムの松本剛は、今季ここまでリーグトップの打率.356をマーク。
高卒11年目、新庄ビックボスのもとで“覚醒”して開幕から快音を連発してきた中、7月19日の試合で負傷して戦線離脱を強いられたが、8月16日に復帰して以降も6試合で打率.368(19打数7安打)とブランクを感じさせないバッティングを披露。好調を維持したまま、今季通算36打数18安打で対戦打率.500という好相性を誇るオリックス戦での安打量産に向かう。
一方、オリックスの大卒7年目、吉田正尚は、今季ここまでリーグ2位の打率.316をマーク。
負傷などで5月に2度の離脱があり、6月は14試合で打率.250と調子を落としたが、7月は24試合で打率.322と本来の姿を取り戻し、8月は16試合で打率.345(58打数20安打)と調子を上げている。今季の日本ハム戦は62打数29安打で対戦打率.468の好成績。場所が釧路、帯広だろうと、相性の良さは変わらないはずだ。
ともに「好調」かつ「好相性」の2人。果たしてどちらのバットがチームに勝利を呼び込むのか。まだまだ逆転の可能性もある首位打者争いにも目を向けながら、「松本 vs. 吉田」の“競演”に熱視線を送りたい。
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◆左の強打者対決 日本を代表するオリックス吉田正尚に進境著しい日ハム清宮幸太郎が挑む
記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB