【RISE】原口健飛、GLORY世界王者ペットにリベンジならず 合計6ラウンドの“死闘”も決め手欠く | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【RISE】原口健飛、GLORY世界王者ペットにリベンジならず 合計6ラウンドの“死闘”も決め手欠く

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【RISE】原口健飛、GLORY世界王者ペットにリベンジならず 合計6ラウンドの“死闘”も決め手欠く
  • 【RISE】原口健飛、GLORY世界王者ペットにリベンジならず 合計6ラウンドの“死闘”も決め手欠く

Cygames presents RISE WORLD SERIES OSAKA 2022」が21日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場で開催され、第17試合の「原口健飛 vs. ペットパノムルン・キャットムーカオ」は世界最大のキックボクシング団体「GLORY」世界王者のペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ)が第6代RISEライト級王者の原口健飛を延長ラウンド判定3-0で下して勝利した。

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■ペットが再戦でも原口を下し世界王者に

約9カ月ぶりの再戦で原口から2勝目を挙げたペットパノムルンが、那須川天心が奪取した「RISE世界フェザー級」に次ぐ本団体2つめの世界タイトル、「RISE世界スーパーライト級王座」のベルトを掴んだ。

第1ラウンド、原口はサイドやミドルキックで距離をとりつつ首相撲の展開を防ぎ、勝機を伺う。第2ラウンドもペットが圧力を掛け続け、スキを見せない。対する原口はペットのミドルキックを嫌がっている様子。ペットには息を荒げる様子もなく余裕が見えるが、原口には直近の試合のような力強さが感じられず、ペットのペースに飲まれている印象。

第3ラウンドは、圧力をかけつつ、ペットが強烈なミドルキック、前蹴りやヒザなどで今まで以上に攻める。原口はロープやコーナーを背負い、手数も少ない。しかし、状況が変わったのは第4ラウンド終盤。原口がペットの顔面にヒザを入れ、ダメージを受けたペットは笑顔を見せた。第5ラウンドではペースを取り戻した原口が、積極的なパンチでペットにロープを背負わせ会場を盛り上げると、試合は延長ラウンドに突入。

ペットは第3、4ラウンドのような勢いこそ感じさせないが、決定打を許さず。近距離の攻防の中でも左ミドルキックを数発入れるも、気持ちの強さを見せた原口はこれをガードし耐える。結果は世界王者の貫禄を見せたペットパノムルン・キャットムーカオが、延長ラウンド判定3-0で原口に2連勝。新設された「RISE世界スーパーライト級王座」をものにした。

試合後のマイクでペットパノムルンは「ファンの皆さん応援してくれてありがとう。RISEにまた出れてとっても嬉しいです。今回の試合もファンの皆さんも満足できないこともあると思うけど練習してもっといい試合にしたい。最後スタッフ、ファン、世界中のみなさんに感謝します」とコメントした。

敗れた原口はこれでキックボクシング23勝3敗。世界王者相手に2連敗となったが、昨年11月の敗戦から一皮むけた姿を見せた。RISEを背負う次期エースの今後の活躍に期待が募る。

◆【実際の映像】判定後、健闘を称えてハグするペットパノムルンと原口健飛

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◆【RISE WS 2022 OSAKA/試合結果アーカイブ】8月21日 対戦カード、試合結果、中継情報一覧

文●工藤愛梨(SPREAD編集部)

《SPREAD》
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