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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は17日(日本時間18日)、本拠地でのシアトル・マリナーズ戦に「2番DH」でスタメン出場。大谷は、初回の第1打席にライト前への痛烈なヒットで出塁すると、5回の第3打席にはセンター前タイムリー安打で今季29度目となるマルチ安打を記録。さらに7回には2日連続のスリーベースヒットを、最終回には第27号2ランと爆発。5打数4安打4打点で打率は.265とした。
◆【実際の映像】大谷翔平、今季27号は左中間に運ぶ121フィートの大飛球 角度28度で放たれた打球がフェンス越え
■今季初の1試合4安打 過去5試合の打率は驚異の5割超え
試合は、大谷が奮闘するも中盤までの大量失点が響き11-7で破れ、マリナーズに3タテを喰らった。
大谷は今日の試合で今季初の1試合4安打を記録。ここ数試合、絶好調な大谷に現地記者たちも興奮した。
大谷が5回のタイムリー安打で29度目のマルチ安打をマークすると、『MLB.com』のエンゼルス番レット・ボリンジャー記者は「ショウヘイのタイムリー安打で、3打数2安打を記録。彼はここ5試合で17打数8安打(打率.470)だ」と投稿。AP通信のグレッグ・ビシャム記者も同様に「ショウヘイは9試合で8安打。(マリナーズとの)3試合では6安打。21日(日本時間22日)からだと、13打数7安打だ」とツイート。同記者の打数では、大谷の打率は.538。
さらに、公式ラジオ局レポーターのトレント・ラッシュ氏は「オオタニは過去17試合で63打数21安打、3三塁打、5本塁打を記録。打率は.251 から.264に上げた」と紹介。続けて「OPSは.832から.855に上がった」と伝え、驚異的な数字を残す大谷のバットに各記者は驚愕した。
大谷はその次の打席で2日連続のスリーベースヒット。ビチャム記者は「ショウヘイは、マリナーズ戦で2日連続の3安打を記録。そして、14打席8打数(打率.571)と絶好調を維持している」と称賛。大谷は、最終回1アウト一塁という場面でセンターへの特大2ランの第27号を放ち、この日4打点目をマーク。ボリンジャー記者は試合後、「過去5試合18打数10安打で打率.526を記録」と付け加えた。
※注:各種コメントは試合中、途中経過も含み、数字は原文まま。
9回の特大27号に実況も「MVPレースに留まる一発だ」と称賛を惜しまなかった。シーズン終盤にかけ、ニューヨーク・ヤンキース、アーロン・ジャッジとのMVP争いも気になるところだ。
◆【実際の映像】大谷翔平、今季27号は左中間に運ぶ121フィートの大飛球 角度28度で放たれた打球がフェンス越え
◆【実際の映像】大谷翔平、ライト線へ運ぶ102マイル弾丸タイムリー 俊足飛ばし三塁へ到達
◆「大谷翔平は今季15勝」とベーブ・ルースの孫が予言 “リアル二刀流”は「オオタニが初めて」と絶賛
文●澤 良憲(Yoshi Sawa)