ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は12日（日本時間13日）、本拠地でのミネソタ・ツインズ戦に「2番DH」でスタメン出場。今日の試合を現在渡米中の侍ジャパンの栗山英樹監督が視察。日本時代の恩師が見守る中、大谷は第1打席に二ゴロ、一塁ランナーは二塁フォースアウトなったが、自慢の快足を飛ばし自身は一塁に残った。しかし今日はヒットは出ず、4打数無安打2三振に終わった。
試合は、ツインズが序盤からのリードを守りきり4−0で勝利。
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■大谷の恩師来訪に現地メディアも興味
来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の選手選考に向けて渡米中の栗山監督がエンゼル・スタジアムを訪問した。
栗山監督は試合前に現地メディアと挨拶を交わし、各記者はその様子を伝えた。公式ラジオ局のトレント・ラッシュ氏は、「ショーヘイのNPB時代の監督が訪れた。彼はWBCで日本代表監督を務める。彼は、（現在）オオタニを毎日管理していないことへの安堵感を話したほか、“至宝”のオオタニを守ることの難しさを語った。非常に興味深かった」と伝えた。
同監督の視察は中継局『バリー・スポーツ・ウエスト』も取り上げ、スタンドから大谷を見つめる姿を映した。また、『ロサンゼルス・タイムズ』のサラ・バレンズエラ記者は、「オオタニの（第2）打席のストライク判定を巡って観客が騒いでいる最中、大型ビジョンにオオタニがかつて（北海道）日本ハムファイターズで指導を受けたクリヤマ監督が映し出された。クリヤマ監督は今日ここで、オオタニを見守っている」と、球場でもその来訪が紹介されたことをツイートした。
WBCについては、前回大会の覇者アメリカ代表が「ドリームチーム」結成に向け、着々とメンバーをそろえている。すでに、大谷の同僚のマイク・トラウトが主将として出場を表明しているほか、12日には昨季のナ・リーグMVPのブライス・ハーパー（フィラデルフィア・フィリーズ）の参戦が発表され、現地でも大きく取り上げられている。
一方、WBC出場希望を表明している大谷の動向もアメリカで注目されている。はたして、大谷翔平やダルビッシュ有らメジャーリーガーは栗山監督率いる侍ジャパンに参戦するのか。その動向は、日米メディアから注目を集めそうだ。
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文●澤 良憲（Yoshi Sawa）
