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楽天生命パークで行われる4位・東北楽天ゴールデンイーグルスと首位・埼玉西武ライオンズの対戦は、お盆真っ最中のカード。因縁の“元同僚対決”に注目したい。
◆【今週の決戦】大詰めの首位攻防戦、主砲対決・ヤクルト村上宗隆vs. DeNA佐野恵太が鍵
■両者対決通算成績は32打数6安打3本塁打
迎え撃つ側の楽天、12日の第1戦に先発するのが、ベテラン右腕・岸孝之だ。
プロ入りした2007年から2016年までの10年間は西武で活躍。FA移籍で2017年に楽天へ移籍して6年目の今季はここまで16試合で7勝5敗、防御率2.96の好成績を収めている。
一方、敵地の乗り込む西武のキーマンは4番・山川穂高だ。
今季ここまで打率.272、33本塁打、70打点。ヤクルトの村上宗隆(打率.321、40本塁打、99打点)には及ばないが、堂々たる成績で現在パ・リーグの本塁打王と打点王の2冠を独走中だ。 この両者がチームメートだったのは3年間だったが、2014年の9月15日の楽天戦では、山川がプロ初本塁打となる先制弾を放ち、先発した岸が8回1失点の好投で勝ち投手、試合後はそろってヒーローインタビューを受けた。
その後、両者は敵同士として対戦することになったが、2017年が3打数無安打、2018年が9打数2安打(2本塁打)、2019年は3打数1安打、2020年は2打数1安打(1本塁打)、2021年は15打数2安打で、通算32打数6安打(3本塁打)の打率.188という成績が残っている。
今季は両者対戦なし。かつて、ともにお立ち台に上がった元同僚、37歳と30歳となった2人、「岸vs. 山川」が真夏の杜の都でどのような対決を繰り広げるのか。敬意と意地のぶつかり合いが見ものだ。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB