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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は9日(日本時間10日)、敵地で行われたオークランド・アスレチックス戦に「2番DH・投手」で先発出場。6回5奪三振無失点の投球で、10勝目の権利を得て降板した。
◆【実際の映像】大谷翔平、ベーブ・ルース以来104年振り“2桁勝利2桁本塁打”を引き寄せた鋭いスライダー
■イチロー超えの25号も飛び出す
ベーブ・ルース以来の“2桁勝利2桁本塁打”達成に足踏みが続いていた大谷だが、この試合では投打にわたり躍動した姿を見せる。
大谷は立ち上がりをわずか5球で3アウトに打ち取ると、3回にはこの試合2つ目の三振を奪い、日米通算1000奪三振を達成。ラモン・ラウレアーノの強烈な打球を左足に受け、苦痛に顔を歪める姿が見られたが、4回以降もマウンドに上がった。
大谷は、その後ランナーを許すも後続を打ち取り無失点を続ける。6回を投げたところで味方のリードにも恵まれ降板した。
大谷は6回を投げ、5奪三振、無失点。91球(ストライク55球)を投げ最速は99.3マイル(約160キロ)、防御率は2.68となっている。
打っては5回の第3打席にセカンドへの内野安打で出塁すると、7回の第4打席には右翼にライナーで飛び込む25号ソロを放つ。イチロー(元マリナーズなど)を抜いて日本人歴代単独2位となる118本目となり、3打数2安打1四球1打点となっている。なお、次の打席では代打を送られて交代した。
4度足踏みが続いていたメジャー自身初の2桁勝利と、ベーブ・ルース以来104年振りとなる“2桁勝利2桁本塁打”の快挙達成が近づいてきた。
◆【実際の映像】大谷翔平、ベーブ・ルース以来104年振り“2桁勝利2桁本塁打”を引き寄せた鋭いスライダー
◆【実際の映像】大谷翔平、3回に打球直撃のアクシデント アウトに打ち取るも苦痛に顔歪める姿
◆なぜ大谷翔平は「世紀の野球選手」なのか 米メディアが“二刀流経験者”による評価を交えて考察
文●SPREAD編集部