ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は7日(日本時間8日)、敵地でのシアトル・マリナーズ戦に「2番DH」でスタメン出場。5回の第3打席にレフト前へのヒットを放ち、2年連続のシーズン100安打を達成。しかし、その後快音は聞こえず4打数1安打に終わり、打率を.253に落とした。
試合は、マリナーズが3回までにグランドスラムを含む5得点で主導権を握ったまま、エンゼルスは3-6で破れ、この4連戦を2勝2敗で終えた。
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■大谷、あまりの痛みに悶絶
大谷は3回の第2打席前に突然ぴょんぴょんと飛び跳ね、現地メディアを狼狽えさせた。『ジ・アスレチック』のサム・ブラム記者は、「かなり悪いニュースだが、オオタニが怪我をしたようだ。彼は飛び跳ねている。プレーに関与していない。何が起こったのかわからない」とツイートし、戸惑いを見せた。
大谷は、前打者ウォードが打ったボールの行方をキャッチャー後方で見守っていたのだが、ホームへの送球カバーのため駆け寄った相手投手と衝突。中継のリプレーで、ゴンザレスが大谷の左足を踏みつけていたことが分かった。あまりの痛みに悶絶する大谷の元にトレーナーが駆けつけるなど、球場は一時騒然。なんとか打席に立った大谷だが、痛みの影響かその打席は三振に終わった。
大谷の状態が心配されたが、5回に打席準備を行う姿が見られた瞬間、現地記者たちは一同、胸をなでおろした模様。『オレンジカウンティ・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者は「オオタニは出場を続けるようだ。これから打席に立つ」と速報。『MLB.com』のレット・ボリンジャー記者も「オオタニはダグアウトでヘルメットとバットを持っている。そして、ネクストバッターズサークルにいる。彼が試合に残ることを知らせる良いサインだ」と、その一部始終を詳しく伝えた。
大谷はその打席に左前へ3試合ぶりのヒットを打った。しかし、まだ痛みが残っていたようで左足を引きずりながら一塁へ。ボリンジャー記者は試合後、「ショーヘイはホーム後方で、ゴンザレスと交錯し、左足を踏まれた」と改めて状況を伝え、「フィル・ネビン監督代行は、『オオタニは大丈夫だ』と話している」と投稿している。
エンゼルスは明日から敵地オークランドでアスレチックスとの3連戦に挑む。また、大谷は9日(同10日)に先発登板予定だが、今日のケガで影響が出ないか懸念される。
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文●澤 良憲(Yoshi Sawa)