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MLB公式サイトは3日(日本時間4日)、今季最初のルーキー・パワーランキングを発表。1位にシカゴ・カブスの鈴木誠也を選出した。これは「シーズン終了後、新人王に選ばれる可能性が最も高いと思われる選手」を取り上げるもので、若手有望株の情報を扱う「MLBパイプライン」のスタッフが投票し、順位が決まる。
現時点で鈴木がナ・リーグ新人王の最有力候補と認められたことになる。
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■新人最多の数字を称賛
MLB公式サイトは、鈴木が1位に選出された理由について、「これはあまりにも理にかなっている。我々は開幕前、スズキをナ・リーグの新人王を獲得する可能性が最も高い選手としてランキングし、今年に入ってからも気に入っていた」とした。その上で「開幕後、日本の元スター選手はホットなスタートを切り、(22試合消化時点で)打率.278、出塁率.398、長打率.528を記録。新人王どころかMVPも狙える数字を残している。スズキを上回る打点(15)、二塁打(6)、四球(14)、安打(20)を記録している新人は他にいない」とし、ここまでの成績を称賛した。
鈴木は現地2日、ナ・リーグの月間最優秀新人に選出されており、前評判通りの活躍でファンの期待に応えている。地元メディア「NBC Sports CHICAGO」も「4月末にスランプはあったものの、セイヤ・スズキのメジャーにおける最初の1カ月は月間最優秀新人を受賞するには十分に素晴らしいものだった」と伝えていた。
■ルーキー・パワーランキング(2位以下)
2位にはア・リーグからフリオ・ロドリゲス(シアトル・マリナーズ)が入り、3位以下はジェレミー・ペーニャ(ヒューストン・アストロズ)、ジョー・ライアン(ミネソタ・ツインズ)、ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)、スペンサー・トーケルソン(デトロイト・タイガース)、マッケンジー・ゴア(サンディエゴ・パドレス)、ジョーイ・バート(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、スティーブン・クワン(クリーブランド・ガーディアンズ)、アドリー・ラッチマン(ボルティモア・オリオールズ)がランクしている。
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文・SPREAD編集部
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— MLB Japan (@MLBJapan) May 3, 2022