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総合格闘技団体「Bellator」は23日(日本時間24日)、ハワイで「Bellator 279」を開催する。同大会では、優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)をかけたBellatorバンタム級ワールドGPが行われ、元Bellator・RIZINバンタム級世界王者の堀口恭司がパッチー・ミックス(米国)との準々決勝に臨む。
昨年12月に行われたタイトルマッチでセルジオ・ペティス(米国)に敗れた堀口にとっては、再起をかけた重要な一戦となるだけに、大会を目前に控え現地メディアからの注目も高まっている。そんな中、14日(同15日)には米専門メディア「MMA unkie」が堀口へのインタビューを実施。大会への意気込みや、現UFC世界バンタム級王者であるアルジャメイン・スターリングについてのコメントを紹介している。
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■「今はミックス戦に集中している」
日米で盛り上がりを見せるMMAバンタム級戦線だが、いよいよ堀口恭司がBellatorの舞台に戻ってくる。トーナメント初戦で激突するミックスは戦績15勝1敗を誇り、現在の同級ランキングでは堀口(5位)を上回る2位にランクインしている実力者。2022年初戦としては申し分ない好カードだ。
オンラインで行われた「MMA Junkie」によるインタビューでも堀口は充実した表情を見せ、自ら英語で「(バンタム級GPは)本当にエキサイティング。トーナメントだということはあまり意識しないで、今はミックス戦に集中している」と語った。
終始一貫して目の前の試合に集中するだけという姿勢を強調した堀口は、今後のRIZIN参戦についても「(しばらく経っているし)出場する必要があるとは思っているのですが、コロナの状況やトーナメントも始まるし……いつになるかは分からないね。まずはトーナメントに集中するので……たぶん、新年かな。まだ分かりません」と言及している。
インタビューでの話題は、9日(同10日)に行われた「UFC 273」でのバンタム級タイトルマッチにも及んだ。この試合では、スターリングが判定勝ちでピョートル・ヤン(ロシア)を下し、初防衛に成功したが、堀口はこの試合について「スターリングは、いっぱいいっぱいという感じだった」と振り返り、「判定でのポイント差で勝ったということもあって、『圧倒的に強い』とは見えなかった」としている。判定自体は妥当であるとしながらも、堀口にとっては若干インパクトの小さい試合だったようだ。
インタビューの最後に堀口は、バンタム級GPに向けて「自分のスキルやスピードに注目して試合を見てほしい。私のファイト、スピード、アグレッシブさに期待してください」と、自信を込めたメッセージをファンに送っており、ハワイでの2022年初戦に向けて万全の仕上がりをアピールしている。
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文・SPREAD編集部