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北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子個人ノーマルヒルは6日、国家ジャンプセンターで決勝が行われ、日本のエース・小林陵侑が1本目104.5メートル、2本目99.5メートルと完璧なジャンプをそろえ合計275.0点で金メダルを獲得した。
日本勢による金メダルは1998年長野五輪ラージヒルの船木和喜以来24年ぶり。また、1972年札幌五輪で「日の丸飛行隊」と呼ばれ日本人が表彰台を独占したのが、ちょうど50年前の2月6日だった。
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■確信のガッツポーズ
自信に満ちたジャンプだった。着地すると、金メダルを確信したのか、何度もガッツポーズ。得点がアナウンスされ、金メダルとわかると同種目に出場していた兄の潤志郎と抱き合い、歓声を上げた。
小林は「2本ともいいジャンプをそろえられたのですごくうれしい。この金メダルという結果をすごくうれしく思って、次からも頑張っていきたい」と共同通信を通じコメントを残した。
前回の平昌五輪では7位に沈んだ。しかし、師匠・葛西紀明との二人三脚が実を結び、翌19年のワールドカップでは13勝を挙げ大ブレーク。今シーズンも7勝を挙げており、その好調を維持し偉業を達成した。
なお、海外で行われた五輪大会でスキージャンプの日本勢が金メダルを獲得するのも初めて。
銀メダルはマヌエル・フェットナー(オーストリア)、銅メダルはダビド・クバツキ(ポーランド)だった。
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文・SPREAD編集部
□#スキージャンプ 男子ノーマルヒルで金メダルを獲得した#小林陵侑 選手のインタビューをお届けします。
「実感はまだ湧いてないです。2本とも集中していいジャンプができた」#beijing2022 #gorinjphttps://t.co/rcdfosUPHp pic.twitter.com/xkECVMXrZl
— gorin.jp (@gorinjp) February 6, 2022