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北京五輪は5日、スキージャンプ女子個人ノーマルヒルが国家スキージャンプセンターで行われ、高梨沙羅が合計224.1点で4位入賞。2大会連続の表彰台には惜しくも届かなかった。
ウルシャ・ボガタイが合計239点でスロベニア勢初の金メダルに輝いた。銀メダルはカタリナ・アルトハウス(ドイツ)、銅メダルはニカ・クリジュナル(スロベニア)が獲得。日本勢は伊藤有希が13位、勢藤優花が14位、岩渕香里が18位だった。
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■2014年ソチ五輪では4位、2018年平昌五輪では銅メダル
高梨は1本目で98.5メートルの108.7点で5位につけると、2本目は100メートル(115.4点)をマークし、合計224.1点だった。
今五輪では、今季ワールドカップ(W杯)で6勝を挙げ金メダル候補と目されていたマリタ・クラマー(オーストリア)や、平昌五輪金メダルのマーレン・ルンビ(ノルウェー)が欠場。メダル争いに絡むのは高梨やアルトハウス、スロベニア勢のボガタイ、クリジュナル、エマ・クリネツと予想されていた。
2014年ソチ五輪では4位、2018年平昌五輪では銅メダルに輝いた高梨は、その後不振に苦しむ時期もあったが、昨季はW杯3勝と復調。悲願の金メダル獲得を目指したが、2大会連続のメダルとはならなかった。
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文・SPREAD編集部