【ダカール・ラリー】ステージ8はアウディが1-2フィニッシュ 総合首位のトヨタ、アルアティヤはパンクに沈む | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ダカール・ラリー】ステージ8はアウディが1-2フィニッシュ 総合首位のトヨタ、アルアティヤはパンクに沈む

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【ダカール・ラリー】ステージ8はアウディが1-2フィニッシュ 総合首位のトヨタ、アルアティヤはパンクに沈む
  • 【ダカール・ラリー】ステージ8はアウディが1-2フィニッシュ 総合首位のトヨタ、アルアティヤはパンクに沈む

世界ラリーレイド選手権(W2RC)開幕戦、「ダカール・ラリー2022」は10日、ステージ8が行われ、戦前トヨタのライバルと目されながらトラブルに沈んでいたアウディ勢が息を吹き返し、マティアス・エクストロームが3時間43分21秒で首位フィニッシュ。49秒遅れでパリダカから14度の栄冠に輝いているステファン・ペテランセルがつけ、このステージで1-2フィニッシュを決めた。3位には3分8秒遅れ、総合2位のセバスチャン・ローブ。3分11秒遅れの4位には、ここでもアウディのカルロス・サインツSr.

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■アルアティヤは大きく順位を下げ11位

総合首位をひた走るTOYOTA GAZOO Racingナッサー・アルアティヤはこの日、パンクのトラブルに見舞われたため、大きく順位を下げ11位と出遅れた。ローブには以前、37分58秒の差で首位を守ってはいるものの、後半に入って精彩を欠き、上位フィニッシュできていない点が気になるところ。

アル・ダワディミからワディ・アド・ダワシルまでの本ステージはスペシャル・ステージの冒頭に岩場のコースが多く、ここで多くのドライバーがホイール交換を強いられる波乱もあった。

今大会、アウディは野心的な電動ドライブのマシン「RS Q e-tron」で挑み注目を集めていたものの、ステージ1からトラブル続きで総合優勝から大きく退いていた。だが、ここにきて電動ドライブ・マシンとして史上初のステージ制覇を遂げるなど、安定した速さを見せるに至り、本ステージでも結果を残した。W2RC2戦目以降において、そのポテンシャルに期待が寄せられる。

ステージ8結果

1.Mattias Ekstrom/Emil Bergkvist(Audi)3h43m21s2.Stephane Peterhansel/Edouard Boulanger(Audi)+49s3.Sebastien Loeb/Fabian Lurquin(Bahrain Raid Xtreme)+3m08s4.Carlos Sainz/Lucas Cruz(Audi)+3m11s5.Henk Lategan/Brett Cummings(Toyota Gazoo Racing)+3m20s

10.Yazeed Al Rajhi/Michael Orr(Overdrive Racing Toyota)+9m51s11.Nasser Al-Attiyah/Mathieu Baumel (TOYOTA GAZOO RACING)+10m09s

総合順位(ステージ8終了時点)

1.Nasser Al-Attiyah/Mathieu Baumel (TOYOTA GAZOO RACING)27h45m52s2.Sebastien Loeb/Fabian Lurquin(Bahrain Raid Xtreme)+37m58s3.Yazeed Al Rajhi/Michael Orr(Overdrive Racing Toyota)+53m13s4.Kuba Przygonski/Timo Gottschalk(X-raid Mini JCW)+1h28m06s5.Orlando Terranova/Dani Oliveras Carreras(Bahrain Raid Xtreme)+1h31m39s

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文・SPREAD編集部

《SPREAD》
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