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オリックス・杉本裕太郎は、パ・リーグの本塁打ランキング1位の26本を放つなど好調のチームを支えている。9月は5本のホームランを放ち、リーグトップの成績を残している。熾烈な首位争いをしている中で、4番として勝利に導きたいところ。
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■11試合で5本塁打と調子は上向き
混沌としているパ・リーグの首位争いの中、本塁打王争いも激しさを増している。9月13日時点で柳田悠岐(ソフトバンク)、マーティン(ロッテ)が25本で2位タイ。彼らを抑えてリーグトップの26本塁打を放っているのが、30歳、遅咲きのスラッガー・杉本裕太郎だ。
「ラオウ」の愛称でオリックスファンの中では以前から注目と期待を集めていたが、今季はその打棒がついに爆発。開幕当初は6番や7番の下位打線に入っていたが、4月23日に4番に初めて座って猛打賞をマークすると、5月以降は4番打者として快音を鳴らし、8月末までに21本塁打をマーク。そして9月に入ってから11試合で5本塁打を放って調子を上げている。
その杉本が今季、最も相性の良いのが優勝争いのライバルであるロッテ戦。18試合で打率.410で12本塁打をマークしている。その一方で苦手球団もあり、今週は楽天、西武が相手だが、西武戦は打率3割超えも、対楽天戦は打率.212の“鬼門”となっている。ただ、その楽天戦でも本塁打は4本と持ち前の長打力は発揮。確率を上げることができれば、チームの勝利にも大きく貢献できるはずだ。
(成績は9月13日時点)
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB