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第57回・札幌記念(GII、芝2000m)の枠順が20日、発表された。
前走香港で行われたクイーンエリザベス2世カップを制すなど国内外でも活躍を見せているラヴズオンリーユーは4枠4番。無敗で桜花賞を制した白毛馬ソダシは8枠13番に。19年の覇者で今年の鳴尾記念では3着と復調の兆しが見えたブラストワンピースは8枠12番、前走目黒記念で圧勝したウインキートスは7枠11番に入った。
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■上位人気想定の牝馬2頭が入った枠は苦戦傾向か
上位人気が予想されるラヴズオンリーユーが入った4枠は、過去10年で【1-1-1-16】と連対数は僅かに2回と気になるデータとなっている。また、こちらも上位人気が予想される白毛馬ソダシが入った8枠も過去10年、【1-1-1-17】で勝率も僅か5.0%とこちらも苦戦傾向にある。
一方、過去10年勝利こそないものの馬券内に最多となる6回の好走をしている3枠にはマイネルウィルトスが入った。
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■4連勝中の好枠には堅実な走りの伏兵馬が入る
過去10年で好成績を残しているのは、17年から4連勝中の1枠である。昨年のノームコア(2人気)、19年ブラストワンピース(3人気)、18年サングレーザー(2人気)、17年サクラアンプルール(6人気)と、人気の有無を問わず好走している。
今回1枠に入ったステイフーリッシュはそこまで人気を背負わずにレースを迎えられそうで、ステイフーリッシュが好枠をいかしてGI馬を撃破し波乱の立役者となることも警戒しておきたい。
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文・SPREAD編集部