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総合格闘家の石渡伸太郎が20日、RIZINの榊原信行CEOと共に会見を行い、現役引退を表明した。
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■印象に残ったファイトは「やっぱり堀口恭司」
修斗や戦極、パンクラスでも活躍した石渡は2017年からRIZINに参戦。堀口恭司との2度の熱戦など男気あふれるファイトを展開し、RIZIN男塾・塾長とも呼ばれた。しかし、「RIZIN.28」バンタム級GPでは井上直樹と対戦し1ラウンド1分58秒でTKO負けを喫していた。
会見で井上は「前回の井上直樹戦を持ちまして引退することを決意しました。これまで蓄積したダメージやケガもあり、練習が満足に出来ない状態で、これ以上、上位陣を倒していく自分の姿が想像できなかったので、引退という区切りをつけることにしました」と語った。
また、印象に残っている戦いについては「やっぱり堀口恭司との戦いですかね」とし、「本当に勝てなかった。堀口恭司さえいなければ……」と笑顔も交えながら振り返った。
榊原CEOも石渡のこれまでの総合格闘技界への貢献をたたえたが、石渡自身は今後のセカンドキャリアについて後進の育成などにあたりたいという希望を口にした。
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文・SPREAD編集部