
ジャイアンツ傘下3Aのサクラメントを退団した山口俊が、2019年まで在籍していた巨人に復帰することが分かった。
3日、自身のインスタグラムで「この度、山口俊は日本に帰国することを決断しました。夢を追ってメジャーに挑戦しましたが、力及ばずシーズン途中での帰国となります」と退団を報告。日本球界への復帰を示唆していた。
山口は2019年オフに巨人からポスティングシステムを利用し、ブルージェイズに移籍。メジャー1年目の20年は先発ローテ入りが叶わず、救援投手として17試合に登板して2勝4敗、防御率8.06でシーズンを終えた。
今年2月に自由契約となり、ジャイアンツとマイナー契約を結んでいたが、5試合に登板して0勝3敗、防御率6.17という成績だった。
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■苦しい投手陣の救世主なるか
2017年から19年までの巨人時代には、2018年7月27日の中日戦で史上79人目のノーヒットノーランを達成するなど、3年間で60試合に登板、26勝をマーク。
19年は15勝4敗で勝率.789、防御率2.91、188奪三振の成績を残し、自身初のタイトルとなる最多勝利、最多奪三振、最高勝率を獲得。ベストナインも受賞した。
今年、巨人はここまで3年目の髙橋優貴が6勝、戸郷翔征が5勝を挙げるなど若手が奮闘しているものの、エース・菅野智之が7試合登板で2勝3敗と不調。
苦しい投手陣の救世主となるか。山口俊は20日にもチームへ合流、調整を開始する予定だ。
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文・SPREAD編集部