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25日のプロ野球は2年ぶりにセ・パ交流戦が開幕。ロッテはマーティンが8回にセットアッパー・岩崎優から逆転の本塁打を放ち阪神に勝利した。また、DeNAは宮崎敏郎のホームランなどでオリックスの好投手、山岡泰輔を攻略。中軸のソトや佐野恵太にもアーチが飛び出し、12安打10得点で快勝した。
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ここでは打者vs投手の対戦データなどから読み取った「打のキーマン」をピックアップする。
■過去2年の対戦打率.600と好相性
ヤクルト・山田哲人 vs 日本ハム・加藤貴之
18日から25日の試合では、20打数2安打と調子が上がらない山田哲人。本塁打も4月28日の巨人戦以来出ていない。しかし、毎年交流戦では持ち味の長打力を発揮しており、2019年には8本塁打を放ち“交流戦本塁打王”に輝くなど、過去5年間で25本塁打を量産している。
日本ハム・加藤貴之に対しては、2018~19年にかけて5打数3安打を記録。その後、直近2年間では対戦がないものの、好印象のイメージを持っているはずだ。
さらに神宮球場では打率.304と好成績を残しており、チームに交流戦初勝利をもたらすと同時に、自身復調のきっかけとなる一打を放ちたいところだ。各打席の打率を見ると、第2打席が.303、第4打席は.324と中盤から終盤に強い傾向があるだけに、2順目以降の打席に要注目。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
21年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
20年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
19年 | .500 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 |
18年 | .667 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 |
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データ提供・共同通信デジタル文・SPREAD編集部