【プロ野球】「2冠」岡本和真に続け 期待高まる巨人の「96年世代」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【プロ野球】「2冠」岡本和真に続け 期待高まる巨人の「96年世代」

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【プロ野球】「2冠」岡本和真に続け 期待高まる巨人の「96年世代」
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巨人の「96年世代」が好調だ。


8-3で阪神に勝利した22日には、4番・岡本和真が先制の2点適時二塁打放ち、5番で出場した香月一也も3号ソロを放った。投げては、先発の髙橋優貴が6回6安打3失点で4勝目をマーク。「96年世代」がリーグ3連覇を目指すチームのカギを握るかもしれない。


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■U-18高校日本代表のクリーンアップ


1回1死一、三塁の先制機。4番・岡本和は、阪神・秋山の投じた130キロのカットボールをすくい上げ、左中間へ運んだ。2点適時二塁打で、チームに流れを呼び込んだ。21日は2打席連続で本塁打を放っており、4番が連夜の大仕事を果たした。


巨人が3点をリードして迎えた7回には、5番・香月が阪神・エドワーズの148キロ直球をフルスイング。スラッガーらしい快音を残し、打球はライトスタンドスタンド上段へ飛び込んだ。


時計の針を2014年に戻す。第10回 BFA 18Uアジア選手権に参加した、U-18高校日本代表のクリーンアップは、3番・岸田行倫(報徳学園)4番・岡本和真(智辯学園)5番・香月一也(大阪桐蔭)という並びだった。大会は準優勝に終わったが、3人とも慣れない木製バットでも快音を連発し、岡本は打率.474、岸田と香月は打率.411という数字を残した。


侍ジャパンとして日の丸を背負い、国際舞台でともに戦った3人が、時を経て同じ巨人のユニフォームを着ることになった。岡本和は巨人の4番を張り続け、岸田は貴重な控え捕手としてベンチで待機し、澤村拓一(現ボストン・レッドソックス)とのトレードでロッテから移籍してきた香月も結果を出し始めた。


初めて上がった本拠地のお立ち台で、「最高です!」と笑顔を見せた香月。昨年9月に加入したが、一軍では9打数0安打に終わっていただけに、今季にかける思いは強いだろう。


■昨季は不完全燃焼の高橋もリーグトップタイ4勝目


今季にかけるという意味では、この日先発した髙橋も同じだ。昨季は左肘痛で出遅れ、シーズン初登板は10月まで待たなければならなかった。その間、チームを引っ張り、本塁打と打点の2冠に輝いた同学年・岡本和の活躍は、やはり刺激になったはず。この日は6回6安打3失点にまとめ、リーグトップタイの4勝目を挙げた。


香月と一緒にお立ち台に上がった高橋は「反省点が多い。次は長いイニングを投げたい」と謙虚な姿勢を崩さず、視線を前へ向けた。


切磋琢磨し、成長する「96年世代」が、投打で巨人の進撃を支えることになるかもしれない。


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文・SPREAD編集部

《SPREAD》
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