日本中央競馬会(JRA)は30日、東京7R・4歳上1勝クラスが行われ、ロークアルルージュが勝利した。この勝利によりクロフネ産駒はJRA通算勝利数を1,436勝とし、1,435勝のサクラバクシンオーを抜いて単独で7位となった。
◆1位はサンデー、2位はディープ、3位は…… 産駒のJRA通算勝利数一覧
なおクロフネは今月17日に、老衰のため繋養されていた社台スタリオンステーションで死亡している。23歳だった。
■JRA通算勝利数1位はサンデーサイレンス、ディープは2位
JRA通算勝利数1位は、2,749勝を挙げたサンデーサイレンス。アメリカ生まれの同馬は1988年から1990年にかけて競走生活を送り、ケンタッキーダービーなどGI6勝を含む通算成績14戦9勝で引退。引退後の1991年から、日本の社台スタリオンステーションで種牡馬となった。
初年度からタヤスツヨシやジェニュイン、フジキセキ、マーベラスサンデー、ダンスパートナーなど、ダービー馬を含む多数のGI馬を輩出。そして2005年には産駒のディープインパクトが無敗の三冠を達成、1995年から13年連続でリーディングサイアーに輝くなど、種牡馬として日本競馬史を塗り替えるほどの大成功を収めた。
なおサンデーサイレンスは2002年8月19日、衰弱性心不全のため16歳で死亡しており、ちょうど10年後となる2012年8月19日の札幌記念にアクシオンが出走したのを最後に、中央競馬に産駒の出走はない。
JRA通算勝利数2位は30日現在、2,324勝を記録しているディープインパクト。約2年間にわたる競走生活を経て、2007年に父と同じく社台スタリオンステーションで種牡馬入り。
最初の世代からマルセリーナがクラシックを制し、2年目にはダービー馬・ディープブリランテや牝馬三冠のジェンティルドンナが誕生するなど、数多くのGI馬を送り出した。また2020年にはコントレイルが父と同じく無敗の三冠馬となっている。
ディープインパクトは2019年7月30日に頸椎骨折が判明し、回復が見込めないため安楽死の措置が執られている。17歳だった。現在も産駒は中央競馬で活躍しており、昨年は一年間で257勝をマーク。父が残した2,749勝まで残り400勝余りとしている。