川崎フロンターレの元日本代表MF中村憲剛選手が3月9日、全国のサッカーをしている人たちにお手本となる動画を公開した。
自身のツイッターを更新した中村選手は、新型コロナウイルスの影響でスポーツイベントの中止や学校の休校が続く状況を受けて、「練習や試合がなくなって何をしようか悩んでるサッカー好きのみなさんへ」とツイート。
「もし良かったらこの動画を上手く使ってください #本日のケンゴ #止めて蹴る #壁当て #対面パス #自主練」と動画を投稿した。
練習や試合がなくなって何をしようか悩んでるサッカー好きのみなさんへ。
もし良かったらこの動画を上手く使ってください#本日のケンゴ#止めて蹴る#壁当て#対面パス#自主練 pic.twitter.com/EevwriCPNR
— 中村憲剛 (@kengo19801031) March 9, 2020
動画で中村選手は、正面からのパスをトラップし、パスで返す動きを何度も反復する。止めて蹴るはサッカーの基本となる動きだが、勢いがあるボールを自分の蹴りやすい位置にコントロールし、素速く蹴り返す中村選手の動作は技術力の高さが詰まっている。
元日本代表MF石川直宏さんは「なんだか、ボールが憲剛さん好きで離れたくない!って見える」とツイート。
川崎Fのチームメイトだった井川祐輔さんは「ドリブルも大事やけど、サッカーの基礎である【止める・蹴る】の技術があってこそ。つまらない反復練習かもしれないけど、このファーストタッチが出来るとプレーの幅が広がるよ!」とアドバイスした。
シカゴ・レッドスターズの永里優季選手は、「ケンゴさんのこの止める蹴るは一生見ていられるほど美しい」と中村選手の基礎技術の高さを称賛した。
新型コロナウイルスによる中断期間が延長 Jリーグは4月3日の再開を目指す
サッカーのJリーグは3月9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公式戦の再開時期を延期すると発表した。
Jリーグは3月18日から公式戦を再開する予定だったが、プロ野球と共に立ち上げた「対策連絡会議」において、感染症の専門家チームから「開催の延期が望ましい」と助言を受けた。今後は4月3日の再開を目指す。
Jリーグは2月21日から23日までに開幕節を行ったあと、25日から3月15日までの公式戦94試合を延期すると決定。ファンからは落胆の声も出ていた。