新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕日が決まらないプロ野球。埼玉西武ライオンズの辻発彦監督は、感染防止に努めながら報道を通して選手たちの内容を見て、ルーティーンをこなしている。
西武が辻監督の近況を伝えた。
辻発彦監督は「選手たちを信頼している」
感染防止のためチーム練習は行わず、自主練習となってから辻監督は球場施設に足を運んでいないが、山川穂高選手の捕手練習、中村剛也選手の打撃投手、平井克典投手のブルペン入りなど選手の頑張りや工夫はしっかり留まっている。
「まだ開幕までは時間があるから。今はどうしても実戦を積むことができない。だからこそちゃんと動けるようにしていてほしいね。しっかりと実戦に入れるように、ちゃんと打てる、ちゃんと投げられる、そんな状態であってほしい」と話した辻監督。
それでも選手たちについては「ちゃんとやっていると思うよ。頑張っていると思う。信頼をしているから」
1日も早く開幕を迎えるため「今は絶対に感染しないこと」
感染防止のためいつも以上に自身の身体にも気をつかっている。
宅急便を受け取ったらすぐに手洗い、買い物にもほとんど行かない。毎日の日課であるランニングは欠かさないものの、「今は絶対に感染しないこと。しっかり身を守らなくてはいけないからね。それは我々もファンの皆さんも一緒でしょう。1日も早く開幕を迎えられるようにやっていかないと」とプロ野球開幕への想いで気を引き締める。
こんな時期だからこそ、家で自ら昼食をつくることもある。
「昨日はサンドイッチを作ったよ。アメリカンクラブサンドだな。パン焼いてチーズとベーコンときゅうりとマスタードを入れてさ」
本来なら、明日は東京ドームでのホームゲーム。懐かしいデザインのユニフォームを身にまとい、大勢のライオンズファンの前で戦うはずだった日だ。
1日でも早く開幕を迎えられるように辻監督もあの手この手を使って、自らの身を守り、大勢のファンと会えることを楽しみにしている。