男子バスケットボールのBリーグは3月27日、今シーズンの残り全試合を中止すると発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてBリーグは2月28日からリーグ戦を中断し、3月11日までに組まれていた計99試合を延期した。
その後、3月14日と15日に無観客で試合を行ったが、試合の実施に選手やスタッフから不安の声が上がり再び20日以降の開催を取りやめていた。
Bリーグは公式サイトで「バスケで日本を元気にするという使命のもと、シーズン再開の方法を最後まで模索し続けましたが、新型コロナウイルス感染症の海外及び国内での感染拡大により、選手、クラブ、ファンの皆さまの心身の健康を最優先に考え、今シーズンの全試合中止を決断いたしました」と発表した。
選手の不安に配慮したリーグの決定に感謝
シーズン中止を受けて選手がSNSを更新している。
川崎ブレイブサンダースの辻直人選手は「覚悟はしてたけどなー」と再中断したリーグ戦の中止についてコメントした。
「これどんだけ早く終息させられるかは自分達次第です!みんなで本気で止めましょう!!このままやったらほんまにあかん!」
滋賀レイクスターズ伊藤大司選手は安全面に配慮したチェアマンの判断に感謝した。
「難しい決断だったとは思いますが、選手、スタッフ、関係者の健康安全を最優先に考えくださったというチェアマンの決断には感謝です」
「まずは目の前のコロナを相手にしっかり皆さんで戦っていきましょう。そして世界中の皆さんが健康であるよう」と願った。
横浜ビー・コルセアーズ田渡凌選手も「Bリーグの決断に心から尊敬と感謝をします」とリーグの決定を評価。
ファンの前でプレーすることは生き甲斐だが「今の環境下では不安になっていたのも事実」と認め、選手の気持ちを汲み出した結論に感謝した。
「今は痛めた身体をしっかり治して、来シーズンをレベルアップした最高のコンディションで迎えることにフォーカスしたいと思います」
最後は「こんな時だから皆一致団結してコロナと闘いましょう!」と締めくくった。