ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト選手は、現役最高のメジャーリーガーと目されている。その才能は高校時代から飛び抜けていた。
高校ではニュージャージー州のシーズンホームラン記録を塗り替え、当時の寸評には「これまでにグラウンドで見た最高の選手だ。とてつもないスピードとパワーがある」と書かれている。
所属していたミルビル高校は、トラウト選手が着用していた背番号1を永久欠番にしようとしたが、トラウト選手は歴代の主将に引き継いでもらうことを望んだ。
今年もトラウト選手は母校を訪れて新主将にユニフォームを手渡している。
米国スポーツ史上最高額の契約も「お買い得」
昨シーズンのトラウト選手は打率.291、45本塁打、104打点で打線を牽引。エンゼルスとは2020年まで契約を残していたが、フリーエージェント(FA)を待たず2019年3月に新たな契約を結んでいる。
その金額は残っていた2年間の契約に10年分を上乗せした、12年総額4億2650万ドル(約468億円)で米国スポーツ史上最高額を更新するものだったが、それでも現地メディアはFAによるマネーゲームを回避できたことに「お買い得」の評価を与えた。
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(c)Getty Images